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坂田side
Aちゃんがお風呂から出た後、うらさん、まーしぃ、センラの順に風呂に入り最後に俺が入った
お風呂から出てリビングへ戻ると
せ「んで、これがそん時の坂田〜」
し「あん時やばかったもんなぁw」
なんて、話が盛りがっていた
「何しとん？」
ニヤリと嫌な笑みをセンラが浮かべる
せ「4人で旅行行った時の写真見せてた」
「えっ、どの写真！？」
あの旅行は撮影も自撮りもなしの本当に4人で楽しむ旅行
かなり他には出せない写真も撮ったはず
う「坂田の寝起き写真とか？w」
「…！？！？」
なかなか恥ずかしすぎんか！？
いや、Aちゃん楽しそうにしてるからええんか！？
結構こいつらAちゃんと仲よぉなった！？
せ「坂田の恥ずかしい写真はみせてないから、安心してや」
「いや、寝起き写真もかなり恥ずかしいで！？」
ケラケラと盛り上がるリビング
Aちゃんは先程から俺らの会話を、スマホアプリで確認しながら楽しそうに笑っていた
そしてしばらく俺たちはくだらない話で盛り上がった
.
し「ん、これなんなん」
まーしぃが近くにあったらボックスに手をやった
し「なんか入ってるで」
あれって何入れてたっけ…
…あっ！
「まーしぃ、それあかん！！」
時すでに遅し
し「分厚い本、めちゃあるやん」
まーしぃは次々と何冊かあるそれを取り出した
【初めての手話】
【手話辞典】
【分かりやすい手話】
他にも沢山の手話の本が出てきた
「…ぁ…」
う「手話の本？」
そう言い、うらさんが1冊だけ手に取りパラパラとめくる
罰ゲーム並の恥ずかしさ
誰のためにこれがあるのなんて一目瞭然
案の定、3人ともニヤついた顔で俺を見てきた
当の本人、Aちゃんをチラリとみた
Aちゃんは1番使い古されている【初めての手話】を手に取り、膝に乗っけて優しく表紙を撫でた
その動作にドキッとした
そして、優しい笑顔で俺を真っ直ぐに見つめて
左手の甲に右手を縦に垂直にﾄﾝｯと上げた
それは初めて俺に向けてした手話
《ありがとう》
…あぁ…
俺は何度キミに惚れたらいいのだろう
俺は赤くなった顔で目を細めふわりと笑いながら頷いた
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年5月19日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - とても素敵なお話でした。本当はもっと伝えたいのですが、うまく文字にできません。素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
まろな(プロフ) - ちくあ☆さん» 私はペラペラな紙ですよwでもそう言ってくださってすごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 1ea336bdd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - 勝手に涙出てきてビビりましたよww お話作る神ですか！？ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 5384f5bd55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - まろなさん» まろちゃーお疲れ様！お話しましょこれる? (2020年1月7日 18時) (レス) id: e64db9e5a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろな | 作成日時：2019年11月10日 20時
