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___________MHside
最後にヌナの笑顔を見たのはいつだろう。
練習ばかりの毎日。苦ではないけれど、メンバーたちの空気感はずっと暗いまま。
あの日、社長、マネヒョン、クプスヒョンとヌナは、しばらくすると戻ってきて、また何も無かったかのように練習が再開された。
ソクミナとミンギュがどうしたんですか?とクプスヒョンに聞きに行ってもスケジュール調節だよ、と言われただけらしい。
本当に、そうなんだろうか。
たしかに今まで何回かマネヒョンとクプスヒョンとヌナの3人で集まってそういう話をしているのは何度か見たけど、社長もって、なんかおかしくないか?
拭いきれない不信感にまた心がもやもやしていく。
SN「…オッケー、とりあえずこれで行こう。」
ダンスの立ち位置は大幅に変わり、ヌナが主として歌う部分はヌナは踊らずセンターに立つだけ。ほかのダンス部分はもしステージで間違っても周りに影響を与えないように、と一番後ろの端を移動するだけ。
こんなのおかしくないか。ペンだって気づくはずだ。
完璧、とは言えないまま土台が完成してしまい、募る不満。でもいい案が出せる訳でもないし、もしヌナが間違えてしまってもカバーしきれない。
自分の不甲斐なさに、今日何度目かもわからないため息がまた出てしまう。
___________
MG「ねぇ、ヌナと一緒にご飯食べいかない?」
MH「え…いいけど、ヌナ行けるの?」
MG「わかんないけど…少しは息抜きになるかなって」
練習おわり、帰る準備をしているとミンギュが寄ってきて小声で話しかけられる。
いつもなら誰かが大声でご飯行く人ー!って叫ぶが、最近はそんなことをする人は一人もいない。
MH「わかった、誘ってみよ」
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『…ごめん、少しでも練習したいから…』
案の定、断られてしまった。
MG「ヌナ、最近残ってばっかじゃん…少しは息抜きしなきゃ…」
『ううん、だめなの、やらなきゃ。』
そう言ってまた鏡の前にたって音楽をかけ始めるヌナ、そんなヌナをミンギュは悲しそうな、悔しそうな目をして見つめている。
MH「…いこ」
俺にはなんにも出来ない、誰も報われない。
そんな状況が、ただただ辛かった。
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もえ(プロフ) - すぐ曲を聴きに行きました、もう号泣です(T . T)続き読みたいです!!! (2020年4月21日 20時) (レス) id: f8b1a38d2a (このIDを非表示/違反報告)
ムン ジュンフィ - これでもかっ!ってくらいに泣きました笑続き読みたいです! (2020年3月4日 0時) (レス) id: bc990f52e8 (このIDを非表示/違反報告)
ニペろて(プロフ) - めぐさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたようでよかったです!番外編は書く予定なので少々お待ちください♪♪ (2020年3月2日 13時) (レス) id: 80091c44b6 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - とても感動しました…!絵が思い浮かんで、読んでいて苦しくなるほどでした。ぜひ続きが読みたいです! (2020年2月20日 2時) (レス) id: 37e7eb4651 (このIDを非表示/違反報告)
ニペろて(プロフ) - はんさん» コメントありがとうございます!自他ともに認める亀更新なので気長に待っていただけると嬉しいです( ; ; ) (2020年1月15日 22時) (レス) id: 80091c44b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニペろて | 作成日時:2019年11月29日 10時