よくじゅよん ページ16
ーー然して数年後
1人の虎の少年
中島敦が武装探偵社に入社し、初めての仕事を熟す所から始まる。
.
「アハハ!それは脅されましたねェ」
「笑い事じゃないですよう。凶悪なマフィアとか直に死ぬぞとか……途んでもない処に入っちゃった」
「まァまァ。ボクでも続けられてる位だから大丈夫ですって。」
「でも谷崎さんも“ 能力者 ”なのでしょう?どんな力なんですか?」
「や あんまり期待しないで下さいよ。戦闘向きじゃ無いンですから。」
「…………」
耳に付けたスピーカーから聞こえてくる会話
「此の人が今回の件
「……黙れ」
「つれないなァ」
ヨコハマのビルの上で話す黒いコートを来た2人
「芥川先輩?予定通り捕らえました。これより処分します。」
「芥川……だって?」
「重畳。5分で向かう」
「あら行っちゃった」
芥川の部課である樋口の電話を切るや否や、物凄い速さで目的地へと向かう芥川
其れを見送る玲
「武装探偵社…かぁ…」
ぽつりと吐いた言葉は、高いビルの上では拾う者も居らず
自嘲した笑を洩らし、玲も目的地へと向かうのであった。
.
「人虎は生け捕りとの命の筈、片端から撃ち殺してどうする。役立たずめ」
「ーー済みません」
「人虎…?生け捕り……?あんたたち一体」
「元より僕らの目的は貴様一人なのだ人虎。そこに転がるお仲間はーーいわば貴様の巻添え」
「僕のせいで皆がーーーー?」
「然り。それが貴様の業だ、人虎。貴様は生きているだけで周囲の人間を損なうのだ。自分でも薄々気がついているのだろう?」
「りゅーちゃんは拷問時もあんな感じでやってくれたら、きっともっと上手くなれると思うんだけどなぁ」
狭い路地裏で異能力同士がぶつかる中、遠巻きで見物する玲
人虎基 中島敦の異能力【 月下獸 】の強さは噂に違わぬかった。
スピード、パワー、そして驚くべきは其の再生能力
脚を切断されたにも関わらず、瞬きの間に元に戻っている
「そりゃ七十億も付けられるよ。可哀想に。」
藍色の目が心底哀れみを含んだ色をした時
「はぁーい、そこまでー」
「なっ」
その場に似つかぬ緩い声が響いた
「……………」
その瞬間、玲の目から光が消えた
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玲(プロフ) - 角部屋に潜む毛玉さん» 実はその他にも沢山誤字してるんですよ(小声)(ここだけの話)(モチベある時直します)(頑張ります) (2020年5月22日 13時) (レス) id: f09c3aa21c (このIDを非表示/違反報告)
角部屋に潜む毛玉(プロフ) - ろくじゅうろくの、顔が「買お」になっていましたよ‥‥(小声)応援しているので、更新頑張ってください! (2020年5月22日 13時) (レス) id: 07d92cd107 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - 桐島さん» コメ有難う御座います!話を纏めるのに時間かかってて停滞気味ですが、これから少しずつ更新して行きます!応援のお言葉が凄く力になります! (2018年12月1日 18時) (レス) id: 5e1c605be1 (このIDを非表示/違反報告)
桐島(プロフ) - 続編!おめでとうございます!この作品大好きなので、更新楽しみにしてます!がんばってください、応援してます! (2018年12月1日 14時) (レス) id: 5b63c81a9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲 | 作成日時:2018年12月1日 12時