じゅきゅー ページ20
「にしてもこうして見ると、僕の居た街と何ら変わり無いなァ」
班長の言葉がキチンと届いているのかいないのか、フラフラとヨコハマの街を練り歩く玲
確かに視線は気になる。気になるが、ぶっちゃけ素人に毛が生えたマフィア最下級下っ端(略
そんな玲がどうこう出来る訳が無い。よって本人諦め中
どうようしようもないんだから、どうもしない方が良いや〜
と、鼻歌交じりにスキップをする始末
「然しオフて云っても、何しよ…前ならゲームとかしてたんだけど、まだ機材買うお金無いし…はっ！太宰さんなら持ってる！よし！！！」
そうと決まれば急がば走れ。ツッタカターと太宰の居る本部へ戻る。そしてーー
「あ、やべ迷った」
お決まりの台詞。
場所は本部とそう離れていないのに、何故か近道しようと、細道に入り、案の定迷い込む。
此奴ァ手遅れだ。
「鼠自ら罠にハマるとは…ご足労感謝するよ」
聞きなれない声と共に玲の意識はそこで途絶えた。
ーーーーー
ｶﾞﾂﾝｯ
右頬に感じた痛みに、重たい瞼をこじ開ける。
ーーー何処だ此処は…
昼にしては薄暗く、鼻を掠めるのは油の匂い
「…ニートの油臭いオッサンの家………？」
ｶﾞﾂﾝｯ
勿論左頬にも痛み追加。
「ってぇ……誰だよ」
「こんにちは。ご機嫌いかが？」
「10で答えるなら2」
「結構」
前髪を鷲掴みにされ、強制的に上を向かされた玲の視界には、面を被った男
中背中肉、年は30くらい
まァそれしか分からんけどな！はっはっは！！
と、内心そんな事を考えている玲を知る由もない男は、黙り込んだ玲に気を良くし、言葉を続ける
「君、ポートマフィアの幹部と面識が有るみたいだね。其れに仲まで良いそうじゃないか」
「太宰さんの事っスか？」
「その名を口にするな！！！！」
ｶﾞｼｬｧﾝｯ
先程の拳よりも遥かに強い力で蹴り上げた男
両手両足を拘束された蜀状態の玲は、面白い程に飛び、壁へと激突した。
この世界に入って、こういう血腥い行為は初めてだな…
口振りからして、男は太宰さんに恨みを持った人間。
周りにチラホラ居るのはそのお仲間。僕を使って太宰さんを呼び出すか、若しくは僕を殺してちょっとでも報復する気か…
「ゲホッ…どっちにしても、あの人に迷惑はかけらんない」
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晋陽 - とても面白いです！！更新待ってます！ (2018年4月1日 21時) (
レス) id: c1e93ed5ca (このIDを非表示/違反報告)
アルテミス - おもしろかったです！夢主君がかわいすぎ (2018年3月25日 0時) (レス) id: ea23810468 (このIDを非表示/違反報告)
玲(プロフ) - 山田琉愛さん» 山田さん！白烏に引き続き御愛読有難うございます！いつもコメントして頂き、その分頑張ろうと思えています！これからも宜しくお願いします！(＾ω＾) (2018年3月4日 5時) (レス) id: 5e1c605be1 (このIDを非表示/違反報告)
山田琉愛(プロフ) - 新作おめでとうございます！この時点でもう面白いからこれからどうなっていくのかとっても楽しみです！無理しない程度に頑張ってください！応援してます！ (2018年3月2日 1時) (レス) id: abb9ea5a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玲 | 作成日時：2018年3月1日 1時
