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「…目覚めたんは奇跡や、って。
でもいつどうなるかは分からん、って。」
「……そっか。」
「……A？どした？？」
"……ぅた………うた、うたって、？……"
「「「「「「「…！！」」」」」」」
「…俺、車にギター積んである！取ってくる！」
「よ、よっしゃ！神ちゃん帰ってきたら
すぐ歌えるように何歌うか考えよ！」
「せ、せやな！Aの好きな歌歌ったろや！」
「…やっぱまずはシルエットかなぁ？」
「やろな。あとは？
All my love とか好きちゃうかった？」
「Time goes by もよく歌ってた！」
「そやなあ…あとは ―――・・・」
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「……あーあ、また眠り姫になってもた」
「…ほんまどこまでもマイペースな姫やなあ、笑」
「…俺、もう声出えへん…笑」
「もうみんなガッサガサやな、笑」
「…A、笑ってる」
「ほんまや、ちゃんと聴いてくれてたみたいやな」
「目覚めて第一声が 歌って は予想外すぎたなぁ笑」
「…まだ、聞こえてるかな？」
「……ジャニーズWESTカラオケ大会
開催しちゃう？」
「ええけど、あんま騒ぎすぎんなよ、
いくら離れた病室やいうても病院内やねんから」
「アタシたちの美声をタダで聴けるなんて
贅沢な子だわね！！」
「何キャラやねん笑」
「ホントね！！
後で請求書送りつけてやろうかしら！！」
「やから何キャラやねんて笑」
「じゃあー、あの曲とかどう？」
「ええやん、弾けるで！いきまーす！」
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作者名：日菜 x他1人 | 作成日時：2018年7月1日 17時
