意地悪な王子様【青】 (ページ4)

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心の準備もできていないままクラス表を見に行く

『お願いだからゆなと同じクラスで…』

ゆ｢そんなクラス離れたくらいで死にはしないっしょw｣

『中学で１回離れた時私クラスで浮いてたの知ってる？！』

ゆ｢知るか｣

思ってたより辛辣な対応で傷ついた

唯一の友達に裏切られた気分…

ゆ｢そんなことより早く見に行こ！！｣

『うん…』

気は乗らないけど高校にいるのに遅刻するとかごめんだからね

渋々同意しクラス表の並んでる所へ移動する

1年1組、 2組、3組

と見て言っても私たちの名前は載っていない

『もしかしてここの高校受かってなかったっけ？』

ゆ｢んなことないから大丈夫だって｣

残るは4組と5組

私はともかくゆなの名前も載ってないってことはもしかしたら同じクラスだよね

『私4組探すから5組探して？』

ゆ｢りょーかい｣

ゆなと少し離れて4組を探す

お願い…同じクラスでありますように…

『成瀬…成瀬、』

あ行か行と見ていきな行のとこへきた

『成瀬…あった！！』

『ゆな！！私4組！！！』

ゆ｢A4組なんか〜｣

ゆ｢残念だけど私5組だから｣

『え、え？！そんな…』

ゆ｢まぁ1年頑張れw｣

『そんなぁ…、』

『お昼絶対一緒に食べようね！！』

『休み時間もたくさんお話しよ！！！』

せめてもの救いにこれだけはうんって言ってくれよ…とか考えながらゆなの返答を待つ

ゆ｢お昼ご飯の時はそれでいいけどさ｣

ゆ｢さすがにクラスに馴染みたいから休み時間はAのとこ行けないかな〜w｣

『えぇ、そんなぁ…』

ゆ｢Aもクラスのみんなと仲良くなりな！！｣

『無理でしょ』

『私の学校生活知ってる？！』

『ゆないないと陰キャだよ？！』

ゆ｢そこは頑張れとしか言いようがないわ｣

ゆ｢とりあえず教室行ってみよ？｣

『うん…、』