秘密の大好き『トドメの接吻』

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そのころ。


なまえside


たかにぃ、どこいったんだろう。


病院の中を歩き回ってたら
たかにぃらしき人が
1人で歩いている所を見つけた。


『たかにぃ!!!!!!!』


尊氏「…なまえ」

『なんか、あったの？』


尊氏「…え？」


『さっきから様子がおかしいよ。

…いつもならたかにぃが
私のこと探してくれるのに。』



尊氏「…ごめん、」



『…おじさんとなんかあった？』



尊氏「…。なにもないよ。」
『嘘ばっかり…

そんなに私頼りないかな？
…少しは私のことも頼って。
なんか、いっつも置いてきぼりな気がして
寂しくなるから。』




尊氏「……わかった。ごめんね。なまえ。

でも本当に何にもないから。」



『…そっか。』


尊氏「戻ろっか。」

そういい、たかにぃは手を出した。

『…うん。』

私はたかにぃの手を握った。






…本当は、
たかにぃが嘘をついてるのも分かってる。


でもたかにぃから言ってくれるまで
待ちたい。

いつか、頼ってくれるまで、
この手を話さないから。

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