３０似たもの同士 ページ30
う「…で、こちらが友達のAです！」
A「宜しくね！」
う(三)「っ！之は之は…A様、お久しぶりですね〜！」
A「…はい？」
私は耳を疑った。うんがい三面鏡にお久しぶりとは言われたものの、会った形跡が一度も無い。きっと、うんがい鏡と同じく勘違いしているのかも。
A「何処でお会いしましたか？」
う(三)「あれれ〜お忘れですか？僕ですよ、覚えていませんか？」
いやいや、初めて会ったばかりなのに、覚えている訳ないでしょ。
う「うんがい三面鏡先輩、私も勘違いしていたのですが、こちらはあのA様ではなく、姫野Aと言うのです」
う(三)「！？そうなのか〜、久々に会えたもんだと思ったから、つい興奮しちゃったよ〜」
真実を知ったうんがい三面鏡は、少しばかりがっかりしていた。A様って、そんなに凄い方だったのかな。世間で言う有名人的な…。
A「アハハ…」
どう反応すれば良いのか分からず苦笑いした。
う(三)「でも、こうして出会えたのも何かの縁、記念に僕の妖怪メダルをあげるね〜♪」
A「…嬉しいけど、本当に貰っても良いの？」
う(三)「勿論だよ〜はい、どうぞ〜！」
うんがい三面鏡から妖怪メダルを受け取った。
A「ありがとう♪大事にするね！」
うんがい鏡の妖怪メダルはグレーっぽい色だけど、うんがい三面鏡の妖怪メダルは緑色をしていた。色んな種類が有るんだ〜。
う(三)「それにしても、不思議な気分だよ〜」
A「…どう言う意味？」
う(三)「何か君を見た時、六十年前の事を思い出したんだよ〜」
う「確かに！」
A「ろ、六十年前！？私、まだ産まれてもいないんですけど…」汗
私だけ話に付いていけなかった。六十年前って言ったら、お爺ちゃんとお婆ちゃんがまだ子供の頃だよね。私どころか、お父さんやお母さんもまだ産まれてない筈。うんがい鏡もだけど、うんがい三面鏡も天然だな…。
う「それなら、私と一緒に六十年前へ行って見る？運が良ければ、A様に会えるかもしれないよ！」
A「えっ！そんな事が出来るの！？」
う(三)「出来るよ〜！」
タイムスリップが出来ると聞いた時、子供のように気持ちが舞い上がっていた。しかし…
A「…あっ…」
よくよく考えて見れば明日も学校がある。それに、時間帯的にも家へ帰らなければならなかった。
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甘栗(プロフ) - 奈乃さん» あらら、そんなにですか！？でしたら、もっと好きになってもえるような小説を書かなければ…！ (2017年10月23日 17時) (
レス) id: 48eea68ba9 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 土蜘蛛好きになりすぎて、本家より、元祖はになりそう………。 (2017年10月23日 16時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - 奈乃さん» そう言ってもらえて光栄です♪土蜘蛛と夢主ちゃんがどうなるのか暫しご期待を！ (2017年10月22日 18時) (レス) id: 48eea68ba9 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - この小説を読んで、土蜘蛛好きになりました！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: c59f4f4f60 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - キノコさん» ありがとうございます♪私なりに表現していくので、暖かな目で見守って頂ければなーと思います！ (2017年8月14日 7時) (レス) id: 48eea68ba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘栗 | 作成日時：2017年8月9日 16時
