１８喧嘩する程仲が良い ページ18
何やらモジモジと身体を動かしていた。
ﾉ「オイラ達の事…忘れてないッスよね？」
A/吹「あっ…」
私ったら何してたんだろう。懐かしき友人と話し込んだ事が災いした事で、コマさんとノガッパの存在をすっかり忘れていた。
A「…ごめんね、すっかり話に夢中になり過ぎちゃってたわ」
コ「オラは気にしてないズラよ」
笑いながらそう言い返すコマさん。…優し過ぎるよ。
吹「そう言えば、Aお姉ちゃんはこんな所で何をしていたの？」
ﾉ「オイラも知りたいッス！」
コ「オラもズラ〜！」
吹雪姫による唐突な質問。更には吹雪姫の質問を聞きながら、
A「えっ、そんなに？」
吹/ﾉ/コ「…」コクッ
タイミング良く頷いてくる。この様子だと、話さない訳にはいかないのかな…。満天の星空を見上げながら、固く閉じていた口をゆっくりと開いた。
A「一人旅をしている最中なの、自分自身を鍛える為にね…」
言っている事が衝撃的だったのか、全員が目を見開いていた。
コ「一人旅ズラか〜楽しそうズラね」
A「そうかしら？一人旅って以外と辛いものよ」
ﾉ「オイラは絶対無理ッス…」
吹「あらっ？私は全然平気よ！」
コ「オラもよく一人旅をしていた事が有るズラ、もんげ〜楽しいズラよ！」
私の話に怯えているノガッパ。二匹とは正反対の吹雪姫とコマさん。意見はそれぞれだった。
吹「フフッ♪コマさん、今日は珍しく気が合うわね」
コ「ズラ〜♪」
お互い手を握りあっていた。中睦まじい光景に思わず微笑んだ。
吹「何処かの誰かさんとは大違いよね〜」
ﾉ「っ！」ビクッ
振り返る事のなく、わざと聞こえるような声で話していた。随分変わったな…。ゆきおんなちゃんだった頃はお淑やかだったのに…。
ﾉ「さぁ〜誰の事ッスかな…？」
分かっていても知らないフリをし、対して上手くない口笛を吹いていた。
ギュッ
ﾉ「いっ…！」
吹「貴方に決まっているでしょ！」
ﾉ「や、やめふぇ…」
我慢の限界だったのか、ノガッパの頬を強目につまんでいた。
A「…ねえ、コマさん」ボソッ
小声でコマさんに話掛けた。
コ「何ズラ？」
A「何時もあんな感じなの？」
コ「そうズラよ！」
A「…へぇ〜」
私とコマさんは、二人のやり取りをずっと眺めていた。
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甘栗(プロフ) - 奈乃さん» あらら、そんなにですか！？でしたら、もっと好きになってもえるような小説を書かなければ…！ (2017年10月23日 17時) (
レス) id: 48eea68ba9 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - 土蜘蛛好きになりすぎて、本家より、元祖はになりそう………。 (2017年10月23日 16時) (レス) id: e19d1310b2 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - 奈乃さん» そう言ってもらえて光栄です♪土蜘蛛と夢主ちゃんがどうなるのか暫しご期待を！ (2017年10月22日 18時) (レス) id: 48eea68ba9 (このIDを非表示/違反報告)
奈乃 - この小説を読んで、土蜘蛛好きになりました！ (2017年10月22日 11時) (レス) id: c59f4f4f60 (このIDを非表示/違反報告)
甘栗(プロフ) - キノコさん» ありがとうございます♪私なりに表現していくので、暖かな目で見守って頂ければなーと思います！ (2017年8月14日 7時) (レス) id: 48eea68ba9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘栗 | 作成日時：2017年8月9日 16時
