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ずっと一緒 ページ21

「ばめ?」
「.......それもいいかもね。」
「やったぁ!
やくしょくね?」
「はいはい。」


どうせくだらない人生だ。
それならいっそ、彼の海の中で、過ごす方が楽しいのかもしれない。それでも、彼と一緒に海へ行くことは出来ないだろうと、確信はないがどこか理解していた。

むぎゅうと強く抱きしめられた。
その温かさが当たり前の日常になることはないのだろうと、少し悲しかった。

「あ、そうだ!」
(??)

何かを思い出し、バット離れるフロイド。
どうしたのかと問おうとしたが。

「くりょーばー!」

クローバー?

数日前、家の前に生えていたクローバー。
一緒に四葉を探していたが、結局その日は見つけられなかった。
あれから、ずっと探していたのだろうか。


「.......あのね、ほちぃ?」

何やら珍しくモジモジと聞いてくるフロイド。これは、あれか。ドッキリプレゼントみたいな??.......いや、期待したらダメだ。
どんでん返し(悪い意味)があるかもしれないからな。

この前は良いものあげると言ってポケットから粉砕したセミのぬけがらがでてきた。思わず叫んでしまった。
セミ本体じゃなくて良かったと、泣きなが安心した。

「.......う〜ん。けど、4つ葉なんて見つからなかったしなぁ。欲しいけど、諦めるしかないねぇー」

「!!フロイド、もってゆよ!」

「え?ほんと!?」

私が欲しいとわかった瞬間、にこーっと
笑いながら、持ってる!とつたえてくる。


「あげゆ!」
「え〜!いいの?」

「うん!!」

そうか。私のために探してくれてたのか。その事実に心がじ〜んとなった。
しおしおになるの嫌だしラミネートして栞にしよ。ありがとう、家宝にするよ。


「あれ?」

ポケットの中を探るも見つからない様子。
少し不安が顔に出ていたので、ポケット出してみたら?と提案した。それが間違いだった。

両方のポケットの中の布をつまみ、外へとひっく返し出す。

ざぁあああ!!


「?!?!?!?なんで!?!?!?」
「あ!あったぁ!」

小さい四葉が出てくるかと思いきや。
ポケットからこんにちはしたのは大量の砂。そして申し訳程度のひとつのクローバー。

床は砂まみれ。

「はい!あげゆ!」

そう言って渡してテレビの前へ去っていくフロイド。


「フロイドぉぉおおおお!!!!!」


家に怒号が響いたのは言うまでもない。

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カキ - 小さいフロイドに癒やされた……名前の変換できたら嬉しいです (2021年4月29日 12時) (レス) id: 4ea2abc19e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 初コメ失礼します。フロイドのトイレどんどんめっちゃわらいましたwww。にしても可愛いですね〜 (2021年1月13日 21時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - Jさん» 初コメありがとうございます!!応援ありがとうございまする、頑張りマッスル (2020年8月9日 15時) (レス) id: c74c94ff2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - とっとさん» 尊い!!!(クソデカボイス) (2020年8月9日 15時) (レス) id: c74c94ff2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - 奏音☆色音さん» いや、ほんと稚魚イド最高ですよね笑 養いたいです笑 (2020年8月9日 15時) (レス) id: c74c94ff2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっこ | 作成日時:2020年7月26日 21時

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