Japanese food ページ20
教科書に書かれてある文字は全く見た事ない文字だった。
これが、この世界では共通語ならしい。
しかし、スラスラと読める。なぜかは分からなかったが、助かるのでなんとも思わなかった。
それに、書けるのである。普通にここの言語を。
意味わからない文字を。日本語書けなくなったのか？
そう思って、今から書くのは日本語と思いながらペンを走らせれば普通に日本語が書けたのでこれまたびっくりである。
(.......英語も書けるんじゃね？)
多少は読み書きのできる英語でも、ネイティブまでには程遠い。そんなユキであったので、少し期待していた。
今から書くのは英語。と念じながらペンを走らせようとしたが、無理であった。なんやねん。ただ、覚えている単語などはいつも通りに書けたのでまぁ、良しとした。
錬金術は以外にも得意分野となった。
まるでお菓子を作るみたいな、そんな感覚。
分量とタイミングさえ間違わなければ失敗することはまずなかった。それと、Good girl ととても良い声で褒められるのでヤル気が有り余る状態だ。まぁ、教科書に出てくる材料の名前とか覚えるのは骨が折れそうだが。
適切な運動量で、私専用のメニューを一緒にこなしてくれるバルガス先生。おかげで苦手な持久走は得意となったし、箒での飛行は魔女の女の子に慣れた感覚がして、楽しかった。今度赤色の大きなリボンを着けて飛びたいな。それが最近の夢である。
｢大分魔法の扱いに慣れてきましたね｣
｢ホント？｣
｢えぇ、本当です｣
｢防御魔法の方にうつりますか。
まず、魔法で盾を創り出すもの。
次に自身の魔力を具現化するシールド。
そして、敵意を持つものが体に触れた時、相手を感電させる自衛のもの。
この3つを修得しましょう。
あ、最後のは無闇に使っちゃダメですからね。
緊急事態のみです。｣
｢ふふ、わかってるわよ｣
こうやって毎日1つづつ課題をこなしていくのが日常となった。ご飯は基本パパとオンボロ寮や逆にパパの部屋で食べたり、職員寮の食堂で先生たちと食べることが多い。
創造魔法で日本の食材や調味料を創り出す。それを使った料理が先生たちの間でブームとなっていた。
自分たちも作れるようになりたいと、習いに来る先生方もいるほど。
ちなみに昨日の晩御飯はすき焼き。
生卵を食べる習慣がないこの世界ではびっくりされたが、慣れてしまえば箸、というかフォークは止まらなかった。
生卵ブームが来るのも時間の問題だな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 550人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Ria*(プロフ) - すみませんごめんなさい…。前にしたコメントゆっこさんのことを呼び捨てに…！！わざとじゃないんです、ごめなさい！ゆっこ"さん"です！訂正させてください！！ (2020年8月6日 10時) (
レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - 速く………………速く………………思い出してほしい…これからも頑張ってください……………… (2020年8月5日 21時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃすけ。(プロフ) - 全編見たとき泣きました…（ ; ; ）この作品が今までで一番好きです！！更新ものすごく楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2020年8月5日 20時) (レス) id: 0f6c0c9d97 (このIDを非表示/違反報告)
Ria*(プロフ) - 続編心待ちにしてました！ゆっこの作品大好きです！これからも楽しみにしています！！ (2020年8月5日 18時) (レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - 名前変換させてほしい… (2020年8月5日 12時) (レス) id: ed99c8170d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆっこ | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/novel/series/1297564
作成日時：2020年8月4日 20時
