作戦会議 ページ17
次の日の朝、いつもはフロイドに馬乗りで起こされていたが、今日からそれがないのだと少し気が沈んでしまった。
しかしそれを吹っ飛ばしてしまうほどの驚愕の事実。
「お、.......おば、け」
「やァ、今日から君がここの新しい寮生かい?」
「は、はい」
「やったな!これでまた人間を驚かせることが出来る」
「前の生徒たちはみんなオレたちゴーストを恐がって出て行っちまったさ」
恐がる.......これで?このビジュアルで?
こわいの??
え、マジで??
「.......ねぇ、ゴーストさん。私と一緒にある人を脅かさない?」
「イイなぁネェチャン。わかってる顔だ」
「多分そろそろ彼が来ると思うの」
「イイぜ。楽しそうだ。一矢報いてやろうじゃねぇの」
コレは、もうすぐ来るはずであろうパパを脅かすぞ大作戦決行である。
作戦はこうだ。
まず初めに明かりがついたり消えたり、まぁテンプレな現象である。
それをゴーストさん達に任せる。
それを伝えた時
「ひぃ、俺たちも怖いぜ。嬢ちゃん凄いこと考えるなぁ!」
と言っていたのでこの世界のホラーのレベルは低いとみた。な
らば私は髪の毛で顔を隠し「ァ”ァ”ア”ぁ”あ”あ”あ”あ”!!!」
と言うだけで良さそうだが、それだけでは私が物足りないのでゴーストさん達に魔法で風を起こしてもらう。
そしてバタバタと開いて閉じてを繰り返すクローゼットと、地面を這いつくばりながら追いかける私。よし。
これで行こう。
「そろそろ来るから電気つけとって。
それでパパが来たらつけたり消したりしてね。」
「了解」
各自持ち場へと散ってゆく。
カーテンを締切り暗くなった自室でひたすら髪の毛で顔を隠してベッドで寝そべっていた。
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Ria*(プロフ) - すみませんごめんなさい…。前にしたコメントゆっこさんのことを呼び捨てに…!!わざとじゃないんです、ごめなさい!ゆっこ"さん"です!訂正させてください!! (2020年8月6日 10時) (レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星(プロフ) - 速く………………速く………………思い出してほしい…これからも頑張ってください……………… (2020年8月5日 21時) (レス) id: 897ea2c55e (このIDを非表示/違反報告)
ちぃすけ。(プロフ) - 全編見たとき泣きました…( ; ; )この作品が今までで一番好きです!!更新ものすごく楽しみにしてます!!頑張ってください! (2020年8月5日 20時) (レス) id: 0f6c0c9d97 (このIDを非表示/違反報告)
Ria*(プロフ) - 続編心待ちにしてました!ゆっこの作品大好きです!これからも楽しみにしています!! (2020年8月5日 18時) (レス) id: 33e95337be (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑 - 名前変換させてほしい… (2020年8月5日 12時) (レス) id: ed99c8170d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっこ | 作者ホームページ:https://www.pixiv.net/novel/series/1297564
作成日時:2020年8月4日 20時