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彰人side
いつも通り学校が終わって下校している途中、姉貴の姿を見かけて声を掛けようとすれば黒のスーツを着た男が目に入る。曲がり角に隠れて様子を伺う。偶然道が同じだけかと思ったが、姉貴が止まれば男も止まる。確実にただ道か同じでは無い。……ストーカーだ。次の瞬間オレは走っていた。男に見つからないようにしながら先回りする。姉貴に何かあったら只事では済まされない。先回りをして姉貴にぶつかるように仕向けた。
姉貴｢…っ！｣
｢…姉貴はオレの後ろに隠れてろ｣
姉貴｢…分かった、ありがとう｣
姉貴の顔を見た瞬間､抑えられない程の怒りを覚えた。恐怖に怯え､小刻みに震えている様子にどれだけ怖かったのか伝わってくる。姉貴を背中に隠しながら目の前の男を睨みつける。口角をあげて薄気味悪い笑みを浮かべている男に嫌気がさす。オレは警戒して何も言わずに男を睨み続けていれば､男は真顔になり一言言った。
男｢……ふふ､そんな顔で見つめてこないで欲しいですねぇ､私は変な事をするつもりはありませんし。では、また会いましょうね東雲さん？｣
そう言って立ち去っていく男に1つ舌打ちすれば後ろを振り返り、姉貴に声を掛ける。
｢姉貴、もうあいつは居ねぇよ。大丈夫か？｣
｢おい､返事しろ｣
｢……おい､おい！！｣
声を掛けても姉貴は反応しない。目を見てみれば恐怖心からか光を失っているし、身体はガタガタと震えている。それだけ怖かった事がひしひしと伝わってくる。少しでも落ち着けるようにと姉貴をギュッと抱き締めてから姉貴を連れて家へと歩き始めた。
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夜桜梓(プロフ) - あさん» すみません…！名前変換について､多分出来ていると思うのですが…。自分で読む時に名前を設定するとちゃんと変換されてるんですが､設定が違うんですかね…。すみませんが､直すのに時間が掛かるかも知れません。申し訳ないです。 (2022年4月5日 2時) (
レス) id: f7c79987ec (このIDを非表示/違反報告)
あ - 名前変換ないの？読む気なくす (2022年4月5日 1時) (レス) id: 8a27fed9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜梓 | 作成日時：2022年2月26日 20時
