星果祭〜昼〜�� ページ4
『別にデートじゃないけど』
「ああ」
私のユノの言葉はカホノに伝わっていないようだ。
頬に手をあてて照れたように笑う彼女は妄想の世界に入ったようであった。美女美男や、お似合い、など聞こえるけれど、私たちは別に付き合っている訳ではなかった。
『(私の周りにはいないタイプだなあ、)』
元気印といったイメージを与えられる。
『……ん？ 私たち“も”ってことは、アスタたちはデートしてたの？』
ノエルとアスタ、だろうか。けどノエルはエトに気があるように思っていたのだけれど。……もしかするとアスタの片思い？
それか、カホノとアスタという組み合わせなのだろうか。仲の良い４人としか考えていなかったけれど、それであれば邪魔者になるだろう。
『ユノ、他の場所を回ろう！ まだまだ紹介したい場所があるし、４人の邪魔になる訳にもいかないし』
「ちっ、違うんですお姉さま！」
「そうだぞ！ カホノが勝手に言い出しただけだからな」
ノエルが焦る理由は分からなくもないけれど、なぜにアスタも？
「(くそー、ユノとAが一緒に居るところをみるとむしゃくしゃする。なんか、気にいらねえ)」
「行こう、A」
『あ、うん。じゃあまた功績発表の時にでも！』
ユノからしたらカホノたちと接点がなかったので気まずかっただろうか。
手を引かれてその場から離れた頃、ユノの反対の手には大きな荷物を抱えていることに気付いたのだ。それが先ほどの景品であることに気付いた私は中身を見せてもらうよう強請るのだった。
『(物欲のなさそうなユノはなにが欲しかったんだろう)』
「またあとで見せるつもりだったんだけど」
少し渋りつつも袋から出されたのは、中々の大きさがあるテディベアであった。琥珀色のつぶらな瞳を見ていれば、癒されてしまう。
景品とは思えない程に可愛らしいそれとユノを交互に見て入れば、ずいっと私に向けて差し出された。促されるまま持ってみれば、もふもふが肌にあたってくすぐったい。
『可愛い子だね。日々の癒しに？』
「Aにあげようと思って」
『私に？』
小さくうなずいた彼ははじめから私にあげるつもりで射的に挑んだのだという。
似合いそうだったからと小さな笑みを添えて言われてしまえば、恥ずかしさがこみ上げてくる。
『ありがとう！ 大切にするね。……けど、私がユノを驚かそうとしてたのに先越されちゃったね』
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そよ(プロフ) - 神崎さん誠に失礼だとは思いますがエト君の設定と名前をわたしの小説に使わせていただく事は、できませんか? (2022年1月5日 23時) (
レス) id: b161648529 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！！！！ (2020年2月2日 15時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新待ってます頑張ってください！オチはノゼルがいいです！ (2019年11月10日 18時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 鬼道希咲さん» お返事遅くなて申し訳ありません。ノゼルさん推しですか！ 私も一番最初に好きになったのがノゼルさんなのでうれしいです！ 落ちはあんまり考えてなかったですが、これからもバンバン絡んでもらおうと思ってます！ (2019年4月4日 20時) (レス) id: 82f870f677 (このIDを非表示/違反報告)
鬼道希咲(プロフ) - ヤバイヤバすぎます私はノゼル兄様が推しなので読んでてヤバイです。これからも頑張ってください！出来れば落ちはノゼル様がいいです！！！これからも頑張ってください！応援しています。 (2019年3月4日 21時) (レス) id: 6417bfc3ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎 | 作成日時：2018年11月4日 16時
