活火山への挑戦�� ページ21
『流石』
硬直する集団を真っ先に飛び出したのはヤミさんとシャーロットさん、そしてエトだ。
３人はこの劣悪な環境をもろともしないスタートを切ったのだった。
「(ちっ、バックレた所でアネゴレオンに追われるだろーし、しゃーねーな)」
「(なぜメレオ様は私まで。……仕方ない、酔いも覚めてきた所だ。こんな山一瞬で登頂してやろう)」
「(人生で２度も登ることになるなんざな。久しぶりに腕試しといきますか)」
ヤミさんたちは噴火によって飛んできた溶岩を斬ったり、茨で押しのけたりとこの環境をもろともしない動きを見せる。
「うおおお！ さすが団長たち！ あのマグマをものともしないぞ」
「いや、それよりなぜこの場所であれだけの動きが――！？」
「分かったぞ！ 魔力を常時纏い身を守っているんだ！」
団員たちが驚きの声を上げる中、レオポルドは３人の動きを冷静に見極めていたようだ。
『レオポルドご明察！』
「A姉ッ！」
『彼の言う通り、ヤミさんたちは自分たちの魔力を放出して、大気中の魔の影響を受けないようにしている』
魔法騎士は、多かれ少なかれ魔力を放出することで身体能力を向上させて戦うことを基本としていた。因みに、その基本の応用で、肌に沿わせる形で魔力を放出させることを“マナスキン”と呼んでいた。
『マナスキンを会得出来れば、強魔地帯のような大気中に濃密な魔が漂う地帯でも自分の思うように動くことが出来る。――ただ』
「ただ？」
『魔力を必要以上に消費してしまえば、登頂する前に魔力が尽きて野垂れ死ぬかもね』
「「「ええぇぇえええ！！？」」」
その応用技を現地で会得させるなんてかなりの荒技に思えてしまうけど、それを実行するのがメレオ姉さまだ。
「よぉおおおし！ 少しずつ感覚を掴みこの魔に順応する。そして魔力が尽きる前に登頂してみせる！ 腑抜けた自分を鍛え直すには最高の環境！ 行くぞォォォ」
「おおおーっ！！」
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そよ(プロフ) - 神崎さん誠に失礼だとは思いますがエト君の設定と名前をわたしの小説に使わせていただく事は、できませんか? (2022年1月5日 23時) (
レス) id: b161648529 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください！！！！ (2020年2月2日 15時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新待ってます頑張ってください！オチはノゼルがいいです！ (2019年11月10日 18時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 鬼道希咲さん» お返事遅くなて申し訳ありません。ノゼルさん推しですか！ 私も一番最初に好きになったのがノゼルさんなのでうれしいです！ 落ちはあんまり考えてなかったですが、これからもバンバン絡んでもらおうと思ってます！ (2019年4月4日 20時) (レス) id: 82f870f677 (このIDを非表示/違反報告)
鬼道希咲(プロフ) - ヤバイヤバすぎます私はノゼル兄様が推しなので読んでてヤバイです。これからも頑張ってください！出来れば落ちはノゼル様がいいです！！！これからも頑張ってください！応援しています。 (2019年3月4日 21時) (レス) id: 6417bfc3ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎 | 作成日時：2018年11月4日 16時
