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実は寂しかったの? ページ7

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ご飯を食べた後、みやちゃんと朗希さんと別れ、それぞれがホテルの部屋へ帰る。

荷物を置き、一息ついたところ。

まだ風呂に入るのは早いかな〜?

ついさっき練習終わりにシャワー浴びたしな〜。

もう入んないっていう手もありかもな。

なんて考えているとき。


ピロンッ

:山本由伸
__今何してんの


由伸さんから連絡が入った。


__特に何もしてないです

:山本由伸
__散歩行こ


散歩?

珍しいな、由伸さん。

僕は割と気分転換に歩くタイプだけど、由伸さんも散歩するんかな?

コンコン

え、は?

ドアスコープからちょっと覗くと相変わらずイケメンな由伸さんが立ってた。

慌ててすぐにドアを開ける。

「え、由伸さん」

山本「なんや。はよ散歩行こ」

「あぁはい、もちろんです」

スマホだけポケットにつっこみ、部屋の鍵を閉める。

そのまま2人でエレベーターに乗った。

「由伸さん、」

山本「なに?」

あれ、なんかテンション低いな。

「よく僕の部屋分かりましたね?しかも来るのめちゃくちゃ早いし」

山本「スタッフさんにもともと聞いといた」

「え〜!」

山本「なに」

軽く睨んでくる由伸さん。

残念、そんなことしてもイケメンなだけです。

「僕のこと気にかけてくれてるんだ〜と思って!」

山本「勘違いすんなし。たまたまや」

「はーい笑」

素直じゃないな、由伸さんってば!

ちょうど1階に着いたのでエレベーターを降りる。

ホテルの外へ出て、裏にある小さな芝生の広場に向かうみたい。

「…にしても連絡してから来るの早くないですか?」

山本「既読ついてから向かってたし」

「もし僕が誰かと約束してたらどうするつもりやったんですか笑」

山本「別にどうもせんわ」

「そうですか〜?それより由伸さんって散歩する派の人やったんですね。知らなかったです」

山本「…まぁ」

「しかも僕をわざわざ誘ってくれて!ありがとうございます♪今日あんま話せんかったっすもんね〜」

山本「なんやその言い方笑。しかも優弥が宮城と一緒に行動してたから話せんかったんやし」

「あーもしかして!由伸さん寂しかったんだ〜!」

山本「はー?それは優弥やろ?」

「僕は別にー?」

山本「あぁそうなんや?」

「ごめんなさい寂しかったです」

山本「ははっ笑笑。やっぱお前可愛いわ」

なんだかわからないけど満足そうな笑顔の由伸さん。


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気づかれてる→←同年代のラブラブコンビ



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作者名:ななせ | 作成日時:2023年5月8日 23時

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