エース様には逆らえません… ページ5
…
みやちゃんと一緒にグラウンドの集合場所まで歩いて向かう。
「来てくれてありがと」
宮城「いつも早いのにいないな〜と思ったら野手のところにいるからさ笑。絶対時間忘れてるじゃんと思って!」
「ご名答〜。ムネさんと秀悟さんと話せるようになった!」
宮城「よかったね。でもピッチャーの人たちより先に野手の人たちと仲良くなるあたり、さすがやんちゃんって感じ笑」
「それどういう意味笑」
宮城「由伸さんが、あいつ性格は陽キャなのに今回は初選出で先輩しかいないからビビってるって笑ってたもん」
「うわ。由伸さんひどい〜」
山本「誰がひどいって?」
げっ。またこのパターンだ。
「由伸さんの悪口で盛り上がってました〜」
仕返しとして心ばかりの反撃を試みるも、由伸さんはにやにや笑ってるだけ。
山本「ふ〜ん。生意気だな。俺先輩やぞ」
「んぎゃっ!」
変な声出た。
由伸さんがいきなりヘッドロックかましてくるから…!
「うぅぅ。由伸さん…」
山本「なに〜?」
「んんっ!みやちゃん助けて」
宮城「由伸さん…や、やんちゃんを解放してあげてくださいっ、」
しかもね、気づいてるよ、みやちゃん。
キミ、笑ってるよねこの状況。
顔背けてるつもりだろうけど、声も肩も震えちゃってんの!
「由伸さんギブギブギブ!」
ふぅ〜。
助かった。
もうたてつかないようにしよっと!
おっそろし〜。
山本「ん?なんか言った?」
「イエイエナンデモゴザイマセン」
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作者名:ななせ | 作成日時:2023年5月8日 23時