番外編2:いのすけといっしょ ページ46
────それは、ある晴れた日のこと。
伊「お!Aじゃねぇか!」
『!伊之助!!どうしたん?』
日向ぼっこしていると、伊之助がやって来た。
伊「なぁ、A!鬼ごっこしようぜ!」
『えー?鬼ごっこ?ええよ、やろか!』
伊之助はそう言った。
ほー、鬼ごっこか!懐かしいなぁ、何年....いや、何十年ぶりやろか......。
伊「じゃあ、俺様が逃げるから、Aが鬼な!」
『ん!分かった!じゃあ、10秒数えるからそれまでに逃げてね』
そう言って私は目を閉じ、十、数え始めた。
『.........ごーお、ろーく、なーな、はーち、きゅーう、じゅう!!』
数え終え、目を開く。辺りはしんとしていて、誰もいないような感じがする。
『んー、木の上かな?』
音もなく伊之助の居そうな木に登る。
『あ。』
伊「ホワッ?!」
枝に登ると丁度居た伊之助と目が合う。
伊「やっべぇ、バレた!!」
私がタッチする寸前に伊之助が逃げた。
『ちぇ、捕まえらんなかったか。』
すばしっこい奴め。
それから約数十分。伊之助と追い掛けごっこが始まった。
まぁ、結果的には私の勝ちなんだけど、捕まるまでまあ、伊之助が手強かった。
あと一歩がなかなかで思ったより時間がかかったし、疲れた。
『いのすけー、休憩しよー。』
伊「もう疲れたのか!Aは弱っちぃな!」
伊之助はガバガバと笑い、私の隣に座った。
なんだかんだあんたも休んでんじゃん。
『いやあ、伊之助がすばしっこくてなかなか捕まえられなかったよ。流石伊之助。』
伊「そうか!俺様は凄いのか!お前も凄かったぞ!すぐ見つかっちまったからな!」
伊之助はそう言ってまた笑った。
『ふふ、伊之助、たのしーね。』
伊「そうだな!
........あ!お前に俺様のつやつやのどんぐりやるよ!」
伊之助はそう言って懐から団栗を取り出した。
『.......わ、いいの?』
伊「おう!俺様の子分にはどんぐりあげてるからな!」
私は伊之助からそれを受け取り、眺めた。
マジで漫画のやつじゃん
『ありがとう!伊之助!』
伊「おう!じゃあ、次は何する?!」
『そうだねぇ......。』
?「おーい、伊之助ー?どこだー?」
伊之助と次の遊びを考えていると、どこからか伊之助を呼ぶ声が聞こえた。
伊「権八郎に紋逸じゃねぇか!」
炭「伊之助!任務に行くぞ!」
炭治郎と善逸が来てそう言った。
『そっか、任務か。
......じゃあまた明日!遊ぼうね!』
伊「!おう!」
快晴に伊之助の声が響いた。
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☆*かすみ*☆(プロフ) - 梅昆布茶さん» そうですよー!私なんてもう底辺の底辺の底辺の(以下略)なので〜☆← (2020年11月14日 18時) (レス) id: 161666c480 (このIDを非表示/違反報告)
メロンパンの皮(プロフ) - 永遠さん» どーんどん突っ込んでくれ(笑)私も好き。相思相愛だね(いい笑顔)← (2020年11月14日 18時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
永遠 - 突っ込みが追いつく気がしません。好きです( (2020年11月14日 17時) (レス) id: c92df6b0c7 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 煮込みうどんさん» ありがとうございます!そう言っていたたげると私自身、大きな自信になるのでバンバンそう言う言葉くれ。(欲しがり) (2020年9月5日 11時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 掠実さん» いえいえ〜、ありがとうございます!(満更でもない)実は天才なんでs(((強制終了 (2020年9月5日 11時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∞輪廻∞ | 作成日時:2020年5月18日 13時