不穏と彼ら ページ8
No side
「...Aはまだ来ないのかな」
「お館様、もう其奴は放っておいて進めましょう」
「そうです！不死川の言う通り其奴はもういいでしょう！！」
「ええ。きっと逃げ出したのでしょう」
「そうだな。彼奴は柱には派手に相応しくないしな。」
「おや、天元。そんな事を言ってはならないよ。Aは実力があるのだからね。」
彼の言葉に不満のこもった声が上がる。
お館様、
それに反対をする柱たち。風柱・不死川実弥、炎柱・煉獄杏寿郎、蟲柱・胡蝶しのぶ、音柱・宇髄天元、霞柱・時透無一郎、蛇柱・伊黒小芭内、水柱・冨岡義勇、恋柱・甘露寺蜜璃、岩柱・悲鳴嶼行冥、そして夢柱・夢河麗美夜の10名。
彼らは一人のAという子を待っていた。
産屋敷は彼女に数週間前に任務を言い渡した。
それっきり彼女は今日まで何の音沙汰も立てなかったのだ。
流石に可笑しいと産屋敷だけでなく、柱たちも微かにだが思っていた。
彼女の鎹鴉...鎹鷹と言った方が正しいが、それも一度も鬼殺隊本部には戻らなかったのだ。
Aが今でも尚、任務場所で捜査をしていたとしても、鎹が報告に来ないのは可笑しい。
それに、今でも鬼と戦っているなんてもっと可笑しい。
まるで、彼女は元々存在していなかったかのように静かなのだ。
産屋敷はAの任務先に鴉を送ろうと思った。
そうすれば何か手がかりが掴めるのではないかと考えたのだ。
「Aが柱から欠けてしまえば此方の戦力が大幅に下がってしまう。
皆もAを探してくれないかい？」
産屋敷はAが柱達からいつからか除け者にされているのは知っていた。
だが、決してその事に目を瞑っていた訳では無い。
証拠が不十分なのだ。
だから誰が正しくて誰が間違っているのか、裁くことが出来ない。
あくまで、産屋敷は中立の存在。自分の気持ちでは動く事が出来ない。
産屋敷が彼女を探す事に協力を頼むと、渋々と言ったように彼らは、
「「「...御意」」」
と言った。
産屋敷にとって分かりきっていた反応だったが。
「...さて、今日の会議は...」
産屋敷は会議を進めた。
.
「──って言う事でいいかな
.......おや？」
産屋敷は見えないが目線を上げた。
「──君は誰かな？」
彼の目線の先には、般若の面を被った少女が塀の上で此方を見下ろして立っていた。
.
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廣岡唯 - うううううう (4月30日 15時) (
レス) @page4 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 白玉の星さん» いやぁ、嬉しいなぁ！絵文字大量は私がよくやること(笑)泣いた分だけ笑え！！ (2020年7月7日 18時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星 - ボロッボロ泣いたけど最後で笑ってしまった…絵文字大量はヤバい (2020年7月7日 10時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - yuzuw777さん» え、いってらっしゃい！まだあとちょっと続くよ！！お楽しみに！！ (2020年5月31日 12時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuw777(プロフ) - 梅昆布茶さん本編の完結おめでとうございます！！！すっごい面白かったです！これから2回目行ってきます(要らなすぎる報告) (2020年5月31日 7時) (レス) id: 77b858ed33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：∞輪廻∞ | 作成日時：2020年4月22日 2時
