復讐【鬼滅の刃】

・ ページ44

「.......A。出来ればその事は思い出して欲しくなかった。」

『.....小芭内は、裏切った私が嫌いなの？』

伊黒はAを抱き寄せ、Aはとめどなく流れる涙を拭いながらそう聞いた。

「.......お前が俺を裏切ろうが俺はお前のことを嫌いにはならない。」

Aをさらに強く抱きしめて伊黒は言った。

「.....だが、お前がお前を苦しめた俺達の傍にはいて欲しくなかった。
俺達とは関わらずに誰かと笑っていて欲しかったんだ。」

だから、そう言おうとした伊黒にAは腕を回して、もういいの、と言った。

『もう、もういいから。私が笑っていたいのは小芭内達の傍だけだから。』

伊黒程の力では無いものの、Aは腕の力を強めた。

「A...........悪かった.............！」

伊黒とAは日が沈み、月が照らす頃まで抱き合っていた。









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『───みんな、ありがとね』

三月某日。キメツ学園の卒業式。

一人の少女は彼らに手を振った。









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またね。
Fin.




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はい、番外編、キメツ学園！完結しました！！
この話での前世は本編の話と言うことです！！
意外と多く書いちゃった！(´＞ω∂`)☆ﾃﾍﾍﾟﾛ

でも楽しかった！！

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