嘲笑と少女 ページ28
無限城に居る隊士達の気配は上手い具合に分散、遠くなった。
『鳴女ちゃん』
「.....Aさん」
俺は鳴女ちゃんのとこに来ていた。
鳴女ちゃんは俺が何処かに連れて行って欲しくて傍に来たと思っているのか、何も言わない俺に困惑を抱いていた。
だからと言って俺も何も言わなかった。
暫くして、鬼狩りの気配が近くなった。
『....柱、2人。』
「はい」
俺は刀を静かに抜いた。
此方に来た鬼狩りは、
「あーーーっ!!見つけた伊黒さんあっち!
上弦の肆だわ!!」
恋柱・甘露寺蜜璃と、蛇柱・伊黒小芭内だった。
好都合だ。一気に2人、それも柱を殺せる。
「!甘露寺、藤原がいる。」
蛇柱が俺を指さしてそう言った。
では、手始めに。
『お前から殺してやろう。蛇柱!!!』
俺は蛇柱に「血鬼術・滅びの呼吸 壱ノ型 冷酷」をかけた。
それを蛇柱は「蛇の呼吸 壱ノ型 委蛇斬り」で防いだ。
恋柱は鳴女ちゃんが相手をしていた。
あ、落ちた。
すると、蛇柱が「蛇の呼吸 伍ノ型 蜿蜿長蛇」を繰り出したため、俺は「血鬼術・滅びの呼吸 肆ノ型 消滅」で技を止めた。
だが、そこに居たはずの蛇柱はいなくなっていた。
「甘露寺」
蛇柱は恋柱を救出していた。
「相手の能力がわからないうちはよく見てよく考えて冷静にいこう」
「......はい」
そういった後、鳴女ちゃんが彼奴らの足元を無くした。
だが、腐っても柱。そう簡単には此方の思い通りにはならない。
「私同じ手は喰らわないですからぁ!!」
無駄に熱い恋柱は鳴女ちゃんの血鬼術によって遥か下に落ちていった。
残った蛇柱は鳴女ちゃんに「蛇の呼吸 弐ノ型 挟頭の毒牙」を繰り出したが、血鬼術によって下へ落ちていった。
『鳴女ちゃん、頑張って』
「はい。Aさんも。」
俺は落ちた蛇柱を追う為、蛇柱同様、下に故意的に落ちた。
.
306人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
廣岡唯 - うううううう (4月30日 15時) (レス) @page4 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 白玉の星さん» いやぁ、嬉しいなぁ!絵文字大量は私がよくやること(笑)泣いた分だけ笑え!! (2020年7月7日 18時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星 - ボロッボロ泣いたけど最後で笑ってしまった…絵文字大量はヤバい (2020年7月7日 10時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - yuzuw777さん» え、いってらっしゃい!まだあとちょっと続くよ!!お楽しみに!! (2020年5月31日 12時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuw777(プロフ) - 梅昆布茶さん本編の完結おめでとうございます!!!すっごい面白かったです!これから2回目行ってきます(要らなすぎる報告) (2020年5月31日 7時) (レス) id: 77b858ed33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:∞輪廻∞ | 作成日時:2020年4月22日 2時