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疑問と少女 ページ18

痣の少年、基竈門炭治郎は鬼の少女、禰豆子と共に隠に連れていかれた。

『...ところで産屋敷。なにか知りたい事があるのでは?』

私が口を開きそう問うと産屋敷の表情が僅かに歪んだ。

「...そうだね」

産屋敷はそう答えた。

分かっていた事だが私はあえて聞いた。

『それはなんだ?』

産屋敷は口を開いた。

「...君は一体誰なのかな。」

本当はそうじゃないくせに

『おや?前に教えなかったか?私は鬼灯だぞ?

もしや産屋敷。私を忘れてしまったのか?私はお前の事をしっかり覚えているというのに。』

悲しい、といったように私は言った。




「巫山戯ないでよ!!」

すると産屋敷ではない声が聞こえた。

彼奴だ。夢柱 夢河麗美夜!

『...一体何処が巫山戯ていたように見えたのかな』

そう問うと麗美夜はヒステリックに叫んだ。

「貴方は本当は藤原Aなんでしょ?!」

『藤原A?一体誰の事なのか分からないのだか...。』

「いい加減にして!!貴方の事は何でも知ってるんだから!!」

麗美夜はそう叫んだ。

ほう。ならば。

『私の何処を知っているのか教えていただきたい』

麗美夜に近づいてそう問うた。

「麗美夜!!」

柱が叫んでいたが私は無視して続けた。

『お前に一体私の何が分かると言うんだ?根拠もない戯言をほざくのだったらお前が一生喋れなくしてやるぞ?』

「ッ!!」

そう言うと麗美夜は怯え始め、震えていた。

この程度でそれとは。やはり柱も腐ったものだな。

『それを踏まえてもう一度聞く。お前は私の何を知っている。答えてみろ』

「...お、お前は...!鬼になった元滅柱!藤原Aだ!!」

そう麗美夜は答えた。

『根拠は』

「お前が鷹に向かって"嘉月"と呼んでいたのを見た。この俺がド派手にな」

音柱がそう答えた。

そ、そうよ!と麗美夜が賛同した。

『ふ〜ん。で?』

「は?」

「で?って...」

だからなんだ。

『無かったことを証言にしているだけかもしれないじゃないか。くだらない。』

「...はぁ?!」

柱達は怒りを隠せないようにそう言った。

「...では、何故お前は藤原Aの手紙を持っていた?」

岩柱がそう言った。

『...ふ。ふはは』

私は可笑しくなって笑みが出た。

「何が可笑しい。」

水柱が放った言葉には怒気が含まれていた。

『なんでそいつを必死こいて探してんの?自分達の戦力が落ちるから?それとも、





まだ殴り足りなかった?』

私はそう言って不気味に笑った。





.

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廣岡唯 - うううううう (4月30日 15時) (レス) @page4 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 白玉の星さん» いやぁ、嬉しいなぁ!絵文字大量は私がよくやること(笑)泣いた分だけ笑え!! (2020年7月7日 18時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星 - ボロッボロ泣いたけど最後で笑ってしまった…絵文字大量はヤバい (2020年7月7日 10時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - yuzuw777さん» え、いってらっしゃい!まだあとちょっと続くよ!!お楽しみに!! (2020年5月31日 12時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuw777(プロフ) - 梅昆布茶さん本編の完結おめでとうございます!!!すっごい面白かったです!これから2回目行ってきます(要らなすぎる報告) (2020年5月31日 7時) (レス) id: 77b858ed33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞輪廻∞ | 作成日時:2020年4月22日 2時

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