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復讐心と少女 ページ16

私が人間の頃の記憶を思い出してから約半年が経った。


私は嘉月に頼んで柱合会議が何時あるか聞いてその日を待っていた。

その間は兎に角強くなろうとした。

無惨と戯れ(デスマッチ)をしたりして軽く三途の川を渡りかけたりした(震)

そして、その柱合会議は今日行われるという情報を入手して今から其処へ向かう。
私は般若の面をかぶり、

『鳴女ちゃん。』

鳴女ちゃんの名を呼ぶ。
するとベン、と琵琶の音がして外に出た。

嘉月について行ってあの場所へ向かった。





いつか、堕姫ちゃんと妓夫太郎が言ってた。

"人にされて嫌だったこと 苦しかったことを 人やって 返して 取り立てる"

"自分が不幸だった分は 幸せな奴から取り立ててねぇと取り返せねぇ"

って。
そりゃあ、そうだ。
自分がしていた事はいつか自分に必ず返ってくる。それと同じ。
違うことなんてなあんにもない。

でも、否定するなら、私はお前から幸せを取り立てる。

お前達には絶望を。現実を。自分の無力さに気付いてもらわないと。


さぁ。鬼殺隊本部に着いた。

前のように塀の上に立って、柱合会議の様子を見ていた。勿論、気配を消して。



「殺そう」

「殺してしまおう」

不意にそんな声が聞こえた。
それが聞こえた方向を見ると柱達が一人に対してよってたかって「殺そう」と言っていた。

学習能力の低い無様な人間だ。

柱達から暴言を吐かれていた子は額に痣のある少年だった。

ん?なんだ?鬼の気配がする。
だが、敵意は感じない。無惨の呪いも見えなかった。

私と 同じような鬼だ。

人も食べたような感じがしない。
面白いものに出会ってしまった。

私は面の奥でにや、と新しい玩具を見つけたように笑った。

それから産屋敷が来て、風柱がその鬼を刺した。

痣の少年が「禰豆子ォ!!」と叫んでいるのを聞いて、この鬼は禰豆子という名だと言うことが分かった。

あの鬼は消えてはならない。

私は塀の上から産屋敷の屋敷に入り、風柱の鳩尾を蹴って外に飛ばした。

そして、私は口を開いた。

『...久しぶりだな。産屋敷。』




.

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廣岡唯 - うううううう (4月30日 15時) (レス) @page4 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 白玉の星さん» いやぁ、嬉しいなぁ!絵文字大量は私がよくやること(笑)泣いた分だけ笑え!! (2020年7月7日 18時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
白玉の星 - ボロッボロ泣いたけど最後で笑ってしまった…絵文字大量はヤバい (2020年7月7日 10時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - yuzuw777さん» え、いってらっしゃい!まだあとちょっと続くよ!!お楽しみに!! (2020年5月31日 12時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
yuzuw777(プロフ) - 梅昆布茶さん本編の完結おめでとうございます!!!すっごい面白かったです!これから2回目行ってきます(要らなすぎる報告) (2020年5月31日 7時) (レス) id: 77b858ed33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞輪廻∞ | 作成日時:2020年4月22日 2時

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