愛を知らない少女【歌い手】【鬼滅の刃】

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三人と別れ、一人で歩く。

途端、緊張と楽しみと不安が思考を埋めつくしていく。

一度でも負けてしまえば、終わり。

きっと三人も同じくこの思考に陥っているだろう。

でも大丈夫だ。俺は一人じゃない。
仲間がいる。
俺達で勝って、全国行って、一番になるんだ。

最後まで生き残るのは、俺たちだ。



いつの間にか家はもう目の前だった。

『...ただいま。』

いつものようにそう言う。

靴を脱ぎ、リビングに入る。

炭「あっ！Aさん！！おかえりなさい！」

炭治郎がそう声を掛けてきた。無視だけど。

『風呂。』

天「もう入れるよー！」





『飯。』

セ「今日はカツ丼やで！」



カツ丼...うま。

勢いよくカツ丼を食べていると、

96「A、明日やな！わし、応援に行ったるわ！」

くろちゃんがそう言った。

『...おう。俺達強いから。見とけよ。
あと、試合の録画よろしく。』

志「おー、任せとけ！
あれやな！くろちゃんまた小学生と間違われんようにせなあかんな！(笑)」

う「さらっと俺達強いって言うのかっけーよなぁ。」

坂「見とけよって...！俺らより男気あるわ。イケメンめ。」

残りのカツ丼を一気に口に入れ、飲み込む。

『ご馳走様でした。
センさん美味かった。ありがとな。明日、ちゃんと勝ってくるわ。』

俺はそう言い、自分の部屋に向かった。



セ「Aー！！俺は、嬉しいでぇー！！！」

う「うわっ！」

俺が居なくなった後のリビングはカオスだったとか、そうじゃなかったとか。



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