7話 ページ11
──翌日
くあ、と欠伸をしてベッドから体を起こす。
今は5時。俺はリビングに行った。
いつものこの時間は誰も起きてないはずだった。
胡「あら、Aさんおはようございます」
なんでいんの。胡蝶しのぶ。
眉間のシワが深くなるのが分かった。
朝から最悪。
胡「朝早く起きるんですね。」
決めた。無視しよ。
さっさと弁当作ろ。
胡蝶しのぶに退けと目線を送る。
『...もっかい寝てこい』
胡蝶しのぶが少し離れてからソイツの視線を凄く感じたのでそう言った。
栄養バランスがいい食材を選んで料理を作って弁当に詰める。
これは昼飯用
次は朝練後の飯を作る。これはでっかいおにぎり。中身は梅干し
弁当を作り終えて朝食のトーストを食っていると胡蝶しのぶが話しかけてきた。
胡「Aさんお料理上手ですね。」
『...慣れだし』
邪魔だと態度をとっていたのにも関わらず胡蝶しのぶはニコニコと変わらず笑みを浮かべていた。
気持ち悪
俺は声優さんが豪華だったから鬼滅のアニメは見た。
コイツがなんでこんな笑顔でいる訳も知っている。
意思を受け継ぐ、なんて言って自分を押し殺してずっと笑って。
偽りの笑顔なんて。くだらない。
貼ったような笑顔ほど醜い物は無いと俺は知っているから
胡「Aさんはどうして自分のことを俺、と呼ぶのですか?」
胡蝶しのぶがそう聞いた。
その問いは今まで何度も聞かれた。その度にムカついた。
なんで女は"俺"と呼んではいけないのか。なんで男は"私"と呼んで良いのか。理解出来なかった。
誰がそんなの決めたんだ。
『...なりたい自分を押し殺す必要なんて無いと思ったから。
前にいるやつに前ならえする必要なんてねぇんだよ。
俺は俺のやりたい事をする。調和に埋もれる気はねぇよ』
俺はそう言ってトーストを一口食った。
俺がそう言ったっきり胡蝶しのぶは何も言わなかった。
朝食を食い終わった頃にセンさんが起きてきた。
セ「A、おはよ」
『おー。はよ』
使った食器を食洗機に入れて俺は自室に戻って部活のジャージに着替えた。
洗面所で顔を洗って歯を磨いて学校の準備してリビングにもう一度戻った頃には、鬼滅キャラは全員集合しててうらさんも起きていた。
『うらさんおはよ』
う「ぉー」
うらさん寝ぼけてる(笑)
『じゃあ行ってくるなー』
セ「おー行ってらっしゃいー!」
俺は家を出て、学校に向かった。
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梅昆布茶(プロフ) - 春佳さん» ほんと?!ありがとう!コメントたくさんありがとね!! (2020年6月4日 16時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
春佳(プロフ) - 見てて楽しいです! (2020年6月4日 12時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 春佳さん» ありがとう、ほんと、頑張るわ! (2020年6月3日 22時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
春佳(プロフ) - 頑張ってくださいね(^-^) (2020年6月3日 21時) (レス) id: cf3d4a170d (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 春佳さん» ありがとう〜!私、更新しなきゃなって思ってるけど、時間がないんだよねぇ〜。 (2020年6月1日 18時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∞輪廻∞ | 作成日時:2020年4月17日 17時