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戯け者 ページ29

No side

Aによる懺悔は過酷であった。

姿勢は常に背筋を伸ばされる。
よく分からないが思考も読まれる。

注意されると同時に薙刀(竹製)でつつかれる。因みに2回目は頭を思いっきり叩かれる。

恐怖である。

つい先程、善逸が脱落した。

彼らは座禅など余裕であったが、流石に5時間となると、精神的にキツい様だった。

伊「...な、なぁ、A。」

ここで命知らずの者が出た。

『ん?どうした?伊之助?』

伊之助である。

伊「お、俺、か、厠に行きてぇ...」

全−A「「「!」」」

伊之助の発言はA以外の人に衝撃が走った。

『トイレか...。いいよ行っといで。』

トイレ事情は流石に人体に影響があると踏んだのか、Aはそれを承諾した。

Aの言葉を聞いて伊之助はゆっくりとこの部屋から出ていった。

伊之助はトイレに行く振りをして逃げようと思っていたのだ。
彼なりに精一杯考えた作戦である。


だが、Aがそういう事を考えていた事自体、百も承知。分かっていた上で承諾したのだ。

Aは逃げようとする猛者が居ると思っていた。

座禅をしている者たちは思った。

自分も出来るのでは無いのだろうか、と。





だが、その考えは直ぐに打ちのめされる。





伊之助がトイレに向かってから15分が経った。
流石に遅い。

だが、Aは動かなかった。
まだ、そのときでは無いと、満を持していた。

伊之助がトイレに向かってから30分が経った。
1時間が経った。

だが、Aが動く気配が無かった。

伊之助、遅いなぁ。なんて考えていても薙刀でつつかれることは無かった。

時「...あれ、Aさんは...?」

無一郎が思い切って後ろを向くと、そこにはAがいなかった。

?「ギィャァァァァァッッッッ!!!!」

刹那、誰かの悲鳴が聞こえた。
他の誰でもない。伊之助の声だ。

その声に、善逸が目を覚ました。

善「え?!な、何?!」

善逸以外の人が思った。

Aが伊之助を見つけたんだ、と。

それから直ぐに伊之助と、Aが帰ってきた。

『あれ、皆何しとんの?まだ、


終わっとらんよ』

Aの声がワントーン下がった。
それに驚いた皆は急いで元の姿勢に戻り、また地獄の座禅が始まったのだ。

『逃げようとか、思っても無駄やでね。』




__Aによる懺悔はその日の夜8時に終わった。
Aを怒らせてはいけないと誰もが思った。

私のライフは0よ!!←→←ニヤリ



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梅昆布茶(プロフ) - マリさん» いえいえ!どういたしまして!でしょー?私、その曲の作曲者の傘村トータさん好きなんだよねー。コメントありがとー!! (2020年5月25日 13時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
マリ(プロフ) - 感想じゃないけど大切な人たちへ感動してはまりました。教えてくれてありがとうございます。 (2020年5月25日 13時) (レス) id: f8b2396a0c (このIDを非表示/違反報告)
音朱(食べ頃の娘←)(プロフ) - 梅昆布茶さん» いぇええええええええええい!!!!!← (2020年5月18日 14時) (レス) id: b1bca41b54 (このIDを非表示/違反報告)
梅昆布茶(プロフ) - 音朱(食べ頃の娘←)さん» 大丈夫、安心して。続々編があるよ。(ドヤァ) (2020年5月18日 14時) (レス) id: 5125d15ab3 (このIDを非表示/違反報告)
音朱(食べ頃の娘←)(プロフ) - 初コメ失礼します!これ、もうすぐ終わるんですか…!?寂しいいいい!!なんか、短編で番外編みたいなのみたいかも← (2020年5月18日 13時) (レス) id: b1bca41b54 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:∞輪廻∞ | 作成日時:2020年4月5日 13時

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