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ここ武装探偵社では軍系などが手に負えない問題などを解決している


そして今日も1人武装探偵社を尋ねる者がいた


ソファーに腰掛けスーツ姿の若いマニュシュな女性
向かい側には谷崎が座りその後ろにも沢山のギャラリーが女性を興味津々で見ていた









「えっと、調査の御依頼と伺っておりますが?
一体どのようなご要件でしょうか―――」









「美しい」



いきなり女性の手を握り口説き始める太宰。





「睡蓮の花のごとき果敢なく、そして可憐なお嬢さんだ。どうか私と心中していただけ―――」






ガン!!!っとそんな太宰を殴り飛ばす国木田



「……え、?」


女性は思わず口を開く




「あー、お騒がせしました。気になさらず。
今のは忘れて、続けてください」






と、云いつつ太宰を隣室に引っ張っていき
パタリと扉が閉まる。









「それで依頼の話なのですが」


隣室から聞こえる聞いてはならないような音が聞こえる中女性は続けた


「あ、、はい、、、」

思わず谷崎もあ、、はい、、、としか言葉が出てこなかった








―――凄い、この状況で普通につづきを始めた


なんて敦は呑気な事を考えていた



「実は我が社のビルヂングの裏手に、最近善からぬ輩が屯している様なのです」




「善からぬ輩とは?」



「艦褄を纏った連中のようです。
中には聞きなれない異国の言葉を話す者もいるとか…」


「それは密輸業者の類だろう」


国木田が隣室から出てくるなり会話に参加した



「軍警がいくら取り締まっても、フナムシのように湧いてくる。港湾都市の宿業だな」



「ええ、無法の輩という証拠さえあれば、
軍警に掛け合えます。ですから―――」



「現場を張って証拠を掴め、か…小僧」


国木田は横目に敦を見る


「お前が行け」


そう国木田が言い放つと



「えええーーーー!?!?」



と、敦が大声をあげる



「ただ見張るだけの簡単な仕事だ
それに密輸業者は、大抵、逃げ足だけが取り柄の無害な連中だ。お前の初仕事には丁度いい」


―――でも、と顔を歪める敦に国木田は


「谷崎、お前も行ってやれ」


「兄様が行くならナオミもついていきますわ♡」


と妹のナオミも含め3人で向かうことになった

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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時

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