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―――どうしてこうなった?
「いやぁ、Aさん!この蟹缶は格別だねェ!!
Aさんも食べる?」
『あの…それ私が買ってきた蟹缶なんですけど、
あと引っ付いてこないで下さい』
「堅いこと言わないでよ、そもそも家にあげてくれたのはAさんなのだよ?」
片手にビール、もう片手で私の腰を引き寄せ私たちの前にある机には蟹缶とお酒のおつまみが並べられている
にこにことした笑顔で此方をみる太宰さんは困っている私を見て楽しんでいるのではないかと思う
―――因みにこのような状況になったのはつい15分前のことである
・
「やァ!Aさん!早速口説きに来たよ!」
私は早めの帰宅許可を頂き家でゆっくりお酒でも飲もうかと、お酒に合うおつまみとお酒を買ってきていざ家に帰ろうとしたら、玄関の前にこの男――太宰治が何故か私の家の玄関の前にで手を振っていた
『―――何をされているんですか、?太宰さん
これプライバシーの侵害ですよ』
「その気の強い所も私の理想の心中相手像にピッタリだよ」
なんて眉間に皺を寄せながら言う私を無視にフッという効果音までついてきそうなすまし顔…
腹立たしいことこの上ない
『それで?本当に何をしに来たのですか?私今日は家でゆっくり過ごすという重大な任務があるのですが』
「おぉ!!それは奇遇だね!私もAさんと一緒にゆっくり今後の心中について話しておこうと思ったのだよ!それじゃ家にはいろうか!」
なんの悪びれもなくドアノブに手をかける太宰さんに私はいや、まてまてまてなんでだよ。と、止めに入る。彼もまたなんで?といいたそうな顔で此方を見ているが私の方が再度聞きたい
『此処は私の家ですし、何故貴方を入れなければなければならないのですか?』
「―――何故って私も今日から此処に住むからさ」
―――は?
この男いきなりなに爆弾発言落としてくれてるんだ
当たり前だろ?みたいな顔をしながら此方を見る彼にまた苛立ちを募らせる
『貴方…自分がなにを言っているのか分かっているのですか?私はポートマフィア、貴方は私の敵なのですよ?そもそも双方こんな事がバレてはどちらも首が飛ぶ可能性だってあります』
事実だ。元マフィアの人間だったにしても、彼は裏切り者だ。こんな事が双方で許されるわけがない
「嗚呼、そんな事?大丈夫。―――既に仕込みは済んでいる」
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歴史馬鹿 - あの〜かさねかさねすいません誤字ですやはりがはやりになってます (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - 後もうひとつ誤字が...多分ですか軍警これが正しいかと間違えたらすいません (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - えっと...ネイさん誤字場所は2ページ目の重力使い←此方が正しいです (2019年8月5日 22時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネイ | 作成日時:2019年6月23日 2時