メサイア番外編~etude~ (ページ1)

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瑠々と柊介×颯真ページ1

「ふぅ…」
納骨堂で私はぼんやりとしていた。
特に何もすることがなく、部屋には淮斗や間宮君さえいないという究極に暇な状態だった。
「任務行きたいなぁ…。」
そうポツリと呟いた時だった。
「わっ！！」
「ぎゃっ！！」
突然誰かが私の両肩を掴む。
思わず反射的に変な声が出てしまった。
「なんだよその声、ビビリすぎだろ。」
恐る恐る後ろを見ると、そこにはいま任務から帰ってきたと思われる颯真さんと柊介さんが居た。
おそらく肩を掴んだのは颯真さんだ。
「もう！びっくりしたじゃないですか！」
「ははっ、悪い悪い。なんかぼーっとしてたからつい。」
「ついじゃないですよ！」
そう言って私は軽く颯真さんの胸にパンチした。
「あなたは相変わらず元気ですね。」
柊介さんはそう言って何故かため息をつく。
「そうだなー、元気でしかも相変わらずちっさい。」
「颯真、それは禁句ですよ。」
「私はちっさくありません！！」
「やーいちびー！」
にやけながらわざとらしく私に向かってそう言う。
ムカッとして思わず突進する。
が、いとも簡単に頭を鷲掴みにされてしまった。
「離してくださいよ！！縮むじゃないですか！
折角海棠さんに身長勝ったのに！！」
「私は鋭利の方が大きいと思いますが…」
「いーや、絶対に私の方がおっきいですからね！柊介さん！」
頭を鷲掴みにされながら私は柊介さんに抗議する。
そんな私を見て、プッと吹き出す颯真さん。
「瑠々が鋭利に勝つとかありえねー…」
「ほんとに勝ってたんですから！！嘘じゃないですから！！」