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有賀3 ページ50

○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*
部屋に戻ると、淮斗がソファーに座っていた。
机の上には何かゴツゴツしたものが置かれていた。
「淮斗、どうしたの?」
「ん、いや…」
そう言って祈るように自分の手をギュッと握り締める淮斗。
「何かあったの?」
そう尋ねると、絞り出すように声を出す。
「さっき、護が何か調べ物してたから、パスワードの解析手伝ったんだ。そしたら…有賀の情報が出てきて。」
「ああ。その事か…」
「なにか尋ねようと思ったら、"これは俺のメサイアの問題だから"って言われて…」
そう言い終えると、泣きそうに笑いながら下を向く淮斗。
護、淮斗に言ってなかったのか。
なんだかんだ言って、私達って…淮斗に過保護なんだな。
ゆっくりと淮斗に近づいく。
「護もね、自分のメサイアの事、知りたいのよ。
だから淮斗にそう言ったんじゃないのかな。」
淮斗の頭をポンポンと撫でる。
「大丈夫よ、護は淮斗の事、嫌いになんてならないから。
私ももちろん嫌いになんてならないよ。」
「…ん。」
淮斗は呻くように少し声を出す。
その表情はさっきよりも明るくなっている。
元気に、なったのかな?そうだったらいいけど。
「じゃあ私、ちょっと、お昼寝するから。」
そう言って私は自分のスペースに入っていく。
カーテンを閉める。
「…言わないよ。絶対に。」

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○*・ayumi・*○(プロフ) - ユピナ☆彡さん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません!ありがとうごさいます!そう言ってもらえると嬉しいです!あと私の名前はあゆみですw (2015年4月7日 20時) (レス) id: a27f79ed81 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ☆彡(プロフ) - あやみさん!いーと思いますよ!(*ゝω・*)bクルミです!一応(笑) (2015年3月15日 16時) (レス) id: 088b608ca5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:○*・ayumi・*○ | 作成日時:2015年3月8日 21時

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