バイオリン2 ページ31
もう、あの時にみたいに後悔したくない。
ずっと自分ばっかり攻め続けるのは嫌だ。
「…」
海棠さんは黙って私を見る。
何も言わない。
「全く、こうも自我の強い奴ばっかりが集まるんだろうな、こういうところに。」
「えっ。」
海棠さんが私に銃を投げる。
「えっ、ちょっ！」
「ほら。」
私に背を向けて、しゃがむ。
もしかして…
「連れていってくれるんですか…？」
「し、仕方ないだろ！激しい運動はダメなのに走らせるのも…」
「つまり、私をおんぶしていくと。」
「そうだよ！早くしないとあいつらいつまでも、もたないだろ！」
「…っ。はい！！」
慌てて海棠さんの背中に乗る。
乗ったのを確認して、海棠さんが立ち上がる。
「銃、落とすなよ。」
「はい。」
「いくぞ！」
そう言って走り出した。
海棠さん、すばしっこいな。
背中に乗りながらゆらゆら揺れてる時、ふと疑問が頭をよぎる。
「海棠さん、私より小さいのに大丈夫なんですか！？骨折れちゃいますよ！？」
「はあああああ！？折れるわけないだろ！！
あとお前よりは絶対におっきいから！」
「いや、ちっちゃいです！」
「おっきい！！！」
「ちっちゃいです！！！」
「おっきい！！！」
そんな言い争いをしているうちにビルに着いた。
海棠さんの背中から降りる。
「ここで待ってろ、って言ってもついてくるんだろ？」
「はい、もちろん。」
「はぁ、仕方ないな。俺は先に行ってるからゆっくり来い。いいな。」
「はい。」
そう言って海棠さんが先に階段を登り始める。
「無事でいて…」
そう小さく呟いて、海棠さんの背中を追いかけた。
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○＊・ayumi・＊○(プロフ) - ユピナ☆彡さん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません！ありがとうごさいます！そう言ってもらえると嬉しいです！あと私の名前はあゆみですw (2015年4月7日 20時) (
レス) id: a27f79ed81 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ☆彡(プロフ) - あやみさん！いーと思いますよ！(*ゝω・*)bクルミです！一応(笑) (2015年3月15日 16時) (レス) id: 088b608ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○＊・ayumi・＊○ | 作成日時：2015年3月8日 21時
