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亀裂7 ページ27

○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*・○*
「はぁ、はぁ…」
こうやって走ってるとあの日のことが思い出される。
横腹がスギズキ痛んでくる。
激しい運動はしばらくダメって言われてたんだけど、こんなことになってる限りは。
「皆が行くような場所って、あそこくらいしか…」
ドン!
誰かにぶつかった。
「きゃっ…!」
そのまま尻もちをつく。
「す、すいません…!」
私は慌てて立ち上がって謝罪する。
「いえ、こちらこそ前を見てなかったので。」
「本当にすいません…」
そう言って顔を上げた。
相手は優しそうな男性。
少し変わった服を…変わった服?
「あっ。」
思わず声が出てしまう。
この人を私は知ってる。昔、護が来ていた服と同じだ。
公安四係の人だ。
まずい、かなりまずい。
「えーっと、ちょっと急いでるんで失礼します!」
そう言い残して、その人の横を通り抜ける。
「あ、ちょっと。」
腕を掴まれる。
やばいやばいやばい…!
「な、何でしょうか?」
ひきつった顔で、振り返る。
バレたらいろいろとやばいやばいやばい…!
「ネックレス、落としましたよ。
ほら。」
そう言って私の手のひらにネックレスを乗せる、
「あっ…!落としてたんだ…!
ありがとうございます!」
「あの、どこかでお会いしたことありますか?」
「へっ。」
動きがかたまる。
「い、いえ?」
慌てて否定する。その時までその人の顔をよく見ていなかったが、よく見ると昔、護がケータイに送ってきた写真に乗っていた人とよく似ていた。
確か名前は…。
「そうですか…急いでるときにすいません。」
「いえ。では失礼します!」
私は走り出す。

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○*・ayumi・*○(プロフ) - ユピナ☆彡さん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません!ありがとうごさいます!そう言ってもらえると嬉しいです!あと私の名前はあゆみですw (2015年4月7日 20時) (レス) id: a27f79ed81 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ☆彡(プロフ) - あやみさん!いーと思いますよ!(*ゝω・*)bクルミです!一応(笑) (2015年3月15日 16時) (レス) id: 088b608ca5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:○*・ayumi・*○ | 作成日時:2015年3月8日 21時

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