亀裂2 ページ22
「無茶って…仲間が危ない目にあってるのに体を張らなくてどうするの？黙ってみてろって言うの？」
「それは…」
「私は正しい選択だと思ってる。それで間宮君と淮斗が助かれば…」
気が付いたら、波沢の腕を引っ張って抱きしめてた。
「な、に…」
「ごめん、さっきの話聞いてた。」
「え。」
「そんな辛いこと、抱えてたなんて全然知らなかった。どんな思いでサクラになったのかも。」
「わ、たし…」
「大切な人を亡くしてたなんてことも。」
沈黙。
彼女は黙ったまま俺に抱きしめられている。
「もう、いいの。」
小さく呟く。
波沢がゆっくり顔を上げて俺を見る。
「もういいの。全部。」
すっと俺の腕の中から離れる。
「随分長い間、苦しんだ。
もういいの。」
もしかして、まさか。
「死んじゃだめだ！！」
思わず叫ぶ。
「へっ。」
波沢がキョトンとする。
「私、死なないよ？」
「え。」
沈黙。
俺、勘違いしてた…？
「え、ごごごごめん！！！」
恥ずかしさのあまり、顔を隠す。
うわああああ…。
「ぷっ。あっはははは！！」
「わ、笑うなよ！だってそんな言い方するから！」
波沢はお腹を抱えながら笑う。
そう言えば彼女がこんなに笑っているところを初めて見た。
こんな声出して笑うんだな。
「もういいってことはね、ずっと償いのことばっかり考えてたけど、これからはちゃんと国のために胸を張って戦いたいなーってこと。」
笑いすぎて涙が出たらしく、目を手で拭いながら
そういった。
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○＊・ayumi・＊○(プロフ) - ユピナ☆彡さん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません！ありがとうごさいます！そう言ってもらえると嬉しいです！あと私の名前はあゆみですw (2015年4月7日 20時) (
レス) id: a27f79ed81 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ☆彡(プロフ) - あやみさん！いーと思いますよ！(*ゝω・*)bクルミです！一応(笑) (2015年3月15日 16時) (レス) id: 088b608ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○＊・ayumi・＊○ | 作成日時：2015年3月8日 21時
