昔の話2 ページ18
黒子さんの目は真剣そのもので、からかってる様子は全くなかった。
「…いいんですか…？」
少し間を空けて、私は言った。
唇が、乾燥して開けにくかった。
「どんな見苦しい理由でも…」
「大丈夫、誰にも言わないから。
泣きたくなったら、泣いてもいいし。
ちゃんと真剣に聞くから。」
「…じゃあ、いいます。」
そこから私はゆっくりあの日のことを話し始めた。
○＊・○＊・○＊・○＊・○＊・○＊・○＊・○＊
「はぁ、はぁ…！」
私は走っていた。早く、早く行かないと。
部屋のドアを勢い良く開け、中に入る。
「…瑠々？」
泣きそうな顔をした護が、私の名を呼ぶ。
「ま、もる…か、いと…」
淮斗が机の上に飾られてる写真の前で泣き崩れていた。
その写真の中で笑っていたのは。
「春斗…」
声が震えた。
心の中にぽっかりと穴が開いたみたいになった。
ゆっくりと、机に近づく。
「春斗…」
「僕のせいだ…」
淮斗が震える声で呟く。
違う。違う。違う。違う。
護が淮斗の肩に、手を置く。
「お前のせいじゃない。これは、誰のせいでも…」
「私のせいだ…！」
私は声を絞り出した。
「え…？」
淮斗が顔を上げる。
護も驚いたようにこちらを見た。
「私が、ちゃんと見ておけば…！
ちゃんとしていれば！！春斗は、春斗は…」
我慢していた涙が溢れ出す。
「かい、とごめんね…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんな…」
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○＊・ayumi・＊○(プロフ) - ユピナ☆彡さん» お返事遅くなってしまい申し訳ありません！ありがとうごさいます！そう言ってもらえると嬉しいです！あと私の名前はあゆみですw (2015年4月7日 20時) (
レス) id: a27f79ed81 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ☆彡(プロフ) - あやみさん！いーと思いますよ！(*ゝω・*)bクルミです！一応(笑) (2015年3月15日 16時) (レス) id: 088b608ca5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：○＊・ayumi・＊○ | 作成日時：2015年3月8日 21時
