転生スパイ少女はヒーローになる【スパイ教室×ヒロアカ】 (ページ9)

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戦闘訓練開始ページ9

こうして始まった戦闘訓練。現在、緑谷&麗日VS爆轟&飯田の対決が行われている。

　しかし、緑谷と爆轟の相性が悪すぎた。

　ほぼほぼ緑谷に対する一方的なリンチ。

　ヴィンドとビックスですらここまで険悪ではない。

　『仲悪すぎない…？』

　「ですわね…」

　何をどうしたらここまで仲が悪くなるのかわからない。

　とはいえ、戦いはハイレベル。

　この2組の戦いを見ながら、切島は爆轟の戦闘センスに圧倒されていた。

　最終的には、お茶子が条件を達成し終了。

　しかし、勝利側がかなりボロボロだった。

　その後の講評では、八百万が持ち前の頭脳でスラスラと解説を行い、オールマイトの立場を奪っていた。

　その後はスムーズに訓練は進み、いよいよAの番。

　1人対戦者を指名することになる。

　Aとしては、同じ推薦入学者の轟か八百万を指名したい。

　(どっちにしよう…)

　Aは戦闘メインの能力ではないし、元々スパイであったため、真正面からの戦闘は苦手。その苦手にあえて挑戦したいという気持ちがあった。

　この2人の中で戦闘が得意なのは、轟。

　『轟くんで』

　先ほどの訓練で圧勝してみせた轟を指名したことにクラスの面々はどよめいた。

　しかし、オールマイトは特に苦言を呈することもなかった。

　そして、Aがヒーロー側、轟が敵側で訓練がスタートした。