43 (健side) ページ45
映画が終わり、帰る道中
貴「A whole new world〜♪」
美月は、楽しさから抜け出せずに、歌いながら歩いていた
健「面白かったね⋯!」
貴「はい、とても⋯!」
あまりにも嬉しそうにするものだから、俺も嬉しくなった
(よかった⋯⋯⋯少しでも元気になってくれて⋯)
俺は、あの日倒れた美月のことを忘れられない
あんなに辛そうに、苦しそうにする美月は見たことがなかった
いつも笑顔で、明るく優しい雰囲気があるのに、あの日は真逆だった
そんなこと、当たり前といえばそうだが、俺には想像もできなかった
こんなに、細くて小さな体で重い病と闘っている
それを見ると、どうして笑っていられるのかがわからなかった
もし自分が同じ立場なら、俺は笑うことはしないと思う
いや
笑えないと思う
でも、美月と一緒にいて分かった
体が弱い⋯⋯だが、心は強い
と⋯。
だから美月は笑うんだ
その笑顔に俺は元気付けられた
でも、違う
俺が美月を元気付けてやらないといけない
今、美月は入院している
退院はできないまま、夏休みが始まった
あぁ、そう言えば⋯⋯
美月は倒れる前、携帯でアラ○ンの映画のことを調べていた
それも、楽しそうに笑いながら
この映画を一緒に見に行こうと美月に伝える前に、彼女は倒れた
でも、絶対に一緒に見に行こうと思った
だから、チケットを手に入れたのだ
病室でチケットを受け取った美月の顔は、とても嬉しそうだった
俺は君を元気付けられたかな⋯?
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皆さんお久しぶりです。
私はまだアラジン見に行けてないのですが、面白いですか?
私の見に行きたい欲で、お二人に行ってもらいました⋯!←
それと、hit数が1,000件を超えてとても驚いております⋯
皆さん、このような面白くない話を読んでくださり、本当にありがとうございます!
これを糧に、また少しずつ更新していきたいと思います!
これからもどうぞよろしくしてくれると嬉しいです⋯!!
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時