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退院できないまま、夏休みに突入してしまった
貴「せっかくの夏休みが台無しです⋯」
健「じゃあ、そんな落ち込んでる美月ちゃんにプレゼントー!」
そう言い、渡してきたのは
貴「あ、これ⋯⋯⋯どうして知ってるの⋯?」
健「ふふーん、俺は美月ちゃんのことならなんでも知ってるよー?見たがってたよね!」
そう、美月が前からずっと見たいと思っていた映画のチケットだ
健「外出許可くらいなら取れない?取れたら一緒に見にいこーよ」
貴「柴崎くん、大好き!ありがとうございます!
先生に聞いてみますね⋯!」
健「いいよ、気にしないで」
(え、今大好きって言った?言ったよな?絶対言ったよな!?嬉しすぎる⋯⋯死にそう⋯)
そして数日後、外出許可を貰うことができた美月は、健と映画に出かけた
健「美月ちゃん、絶対無理したらダメだよ?辛くなったらすぐに俺に言うこと!」
貴「柴崎くん、それさっきも聞きましたよー、わかってますって!」
そんな会話をしながら、映画館へと入った
お互いに好きなキャラメルポップコーンを食べながら上映時間を待っていた
貴「でも、よくチケット取れましたね⋯⋯まだ公開して間もないですし、人気の映画ですし⋯」
健「美月ちゃんのためにちょーっと頑張ったんだよ。まぁ、俺もアラ○ン見たかったんだけどさ⋯」
そう、美月が見たがっていた映画は、公開してから間もないアラ○ンだった
貴「柴崎くん、本当に大好きです!」
健「俺も大好き」
健はぼそっと言い返したが、美月には聞こえたようで、顔を真っ赤に染めていた
健「ははっ、本当美月ちゃんって可愛いー!」
貴「そ、そんなことないですっ⋯!///」
美月の体調も良さそうであり、健は安心していた
そして映画が始まり、二人で見入った
それも、楽しく幸せそうに
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時