長期任務5 ページ5
「もう！サカズキは何処行ったのさ！」
たくさんの人が行き交うど真ん中で私は大声を出し叫んだ
周りの人達は変なものでも見るかのような視線を向けてくる
なぜこうなったのかと言うと、それはほとんどサカズキが悪い
あれから協会に向かったのだが、私がきらびやかなお店に目を奪われていると
いつの間にかサカズキが消えていたのだ
……うん、私がほとんど悪いですね。
でも仕方ないじゃん。綺麗なネックレスとかあったら見ちゃうじゃん
不貞腐れながらも何とかサカズキを探す
あんなにデカいんだからすぐ見つかるよね。
「に、しても人が多いなぁ」
ノワール島に着いてから一向に人が減る様子はない
逆に増えていっている気がする
まぁ、観光地だから仕方ないのかな
広場に着いた頃には私の体力は半分以下になっていた
人に揉みくちゃにされるとはこういうことだ…
一息つくためにも噴水の近くにあるベンチに腰かける
足が疲れてほとんど棒である
空を見上げ、飛んでいるカモメ達を眺めていれば近くからヒソヒソ声が聞こえた
？「おい、あそこにいるのって…」
？「うぉ、マジで居やがった…！」
話の内容的には私の事だろうか
話をしている男達をチラッと見れば帽子を被っていて顔は分からない
海賊だろうか…
バレないように視線を向けていたら、二人組は気づいたのか
慌てて路地裏に逃げていった
どちらにせよ、ここで追いかけなければ海軍中将の名が廃る
私は例の二人組を追いかけて暗い路地裏に入っていった
＿＿＿＿＿
＿＿＿
「はぁはぁ…あいつらどこだ…」
あんな目立つ格好をしていたんだ、すぐ見つかる…
って思っていたのだが甘かったよう。
走り出してからだいぶ経つのに中々、あの二人組が見つからない
路地裏に入ってみると迷いやすくなっており出口でさえ今はない
困ったな…クザン達の約束の時間もとっくに過ぎてるし…
額に冷や汗を感じながら私は壁をつたって歩く
曲がり角を曲がれば、もうそこは行き止まりだった
何だ…取り逃がしたのか…
残念だが仕方ない。どうせクザン達と合流すればどうにかなることだ
私は踵を返し、来た道を戻ろうとすると静かな路地裏にカツンカツン…と足音が聞こえてきた
その音はだんだん近づいており、あと少しで私がいる場所にたどり着きそうだ
私は警戒しながら謎の人物の襲来に備える
そして姿を現したのは、白と黒の帽子を被り刀を携えた男だった＿＿
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ショコラ(プロフ) - 雪さん» すみません！！今すぐ直します！ (2019年3月25日 15時) (
レス) id: ec054e3611 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - すみません、あのー前編から気になっていたのですが、名前交換がずっと(人1)になったままなんですよ。どうにかなりませんか? (2019年3月24日 23時) (レス) id: bf5185d467 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショコラ | 作成日時：2019年3月24日 18時
