3 [ut side] ページ3
いつものようにトン氏から逃げて街をぶらぶらと練り歩いていた。
時々声はかけられるが、全て軽く受け流す。
なぜか。今日は何かありそうな予感がするから。
ut「これでなんもあらへんかったら笑うわ」
なんて独り言を零してみるも、何かいる訳でもなく当然何か起こるわけでも…って…
ut「あの子…」
俺の第六感が言っとる！絶対にあの子や…！！
今日のこの感じはあの子や…！
あぁもう語彙力！！←
とりあえず声かけて名前だけでも聞いとこっと←冷静？んなもん知るかぁ！
彼女に声をかけて、行きたそうだったカフェに一緒に入る。
話を聞けば、この国に来るのは初めて、仕事の関係上色々な国を飛び回っている…と。
大変なんやな…
その後の時間はあっという間に過ぎて、俺も帰らな命が危ない時間になっていた。
彼女は、今日はありがとうございました。と丁寧に頭を下げてまでお礼を言ってくれた。
この子とはまたどこかで会える気がするから、「またね」と軽く手を振っておいた。
そして帰城。
結論から言おう。トン氏が怖ぇ。
tn「大先生？お前どこ行っとったんや」
ut「街に降りてその辺彷徨いてました…」
tn「書類は？終わったんか？」
ut「あと少しで…」
tn「ほーん？この量をあと少しって言うんや？」
ut「トっトン氏…！？それは…！？」
tn「残りの大先生の分の書類やで。少しなんやろ？ならすぐ終わるやんな？」
ut「ﾋｲｨｯ…」
sha「ざまぁwwww」
ut「ｼｬｵﾁｬﾝ…」
sha「うわきっしょ」
kn「あ"ーっはっはっはっはっwwwwwwww」
shp「うっさいっすよクソ先輩。」
kn「だーれがクソ先輩や！」
shp「あなた以外居ないでしょう？何言ってるんすか。」
シッマ…！ショッピ君…！そこで話しとるんはええんよ…！ええんやけど！！助けて！！俺死んじゃう！！
gr「まぁ…自業自得だゾ。」
ut「グルちゃぁぁぁぁん！？」
tn「グルッペン、あなたも人のことは言えないんやけどなぁ？」
gr「っ…！きっ、気のせいじゃないか？」
tn「気のせいちゃうわ！仕事せぇ！！！」
とまぁ、日頃から仕事ブッパしてる奴ら(俺も)は後にトン氏に見事に粛清されたと。
それから数時間。夕飯の時間になれば幹部が全員集まってくる。
gr「そうだ、近々新しい"仲間"が増えるゾ。」
zm「おっ、次はどんなやつなん？」
gr「有名な"暗殺者"だゾ。」
そうグルちゃんが言えば関心の声が上がった。
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作者名：真白 | 作成日時：2020年3月10日 10時
