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「お強いねぇ〜！名前、なんて言う？」
di「ディーラだ。」
「そうなんだ！私はA！」
di「お前の名など聞いていない。」
「おっと、ごめんよ〜？」
一旦ディーラとの距離をとる。
向こうは長剣、私はナイフ…どう考えても圧倒的に不利なのは私。
「使い時…かな。」
小さく呟いて取り出したのはDE。
ナイフとDEを一緒に使ってしまえば近距離からも、遠距離からも、タイミングを見て使い分けられる。
「ほら、掛かっておいで？久々に楽しめそうだよ。」
di「そうか…なら…！」
切りかかってくるディーラ。
それからも激闘は続き、相手の癖、攻撃パターンが読み取れてきた。
ここまでで見て取れるのは、スピード型、応用もかなり効かせていて、独自の攻撃パターンが多い。
できるならば相手にしたくないタイプの敵だった。
でも、そんな中でも隙はできるもの。
振りかぶっての攻撃の際には足元がガラ空き。
「…勝てる。」
di「ほう？俺に勝てると？」
「勝てるよ。と言うか、勝たないといけない。」
di「そんな傷でよく言えたものだ。」
30分と続いた戦闘のせいで、今までの傷口も開きつつはあったが…ここでやらなければ。
ここで決めなければ、私が殺られる。
di「はっ…！」
「ふっ…チェックメイト。」
ディーラが私に向かって剣を大きく振りかざした時、足元をDEで2、3発打ってやる。
そうすれば私の読み通り、バランスを崩したディーラが私の方へと倒れてくる。
そして、その倒れてきた時の腹部をナイフで…
ｸﾞｻｯ…
ポタリ、ポタリと私の手を流れ落ちるディーラの赤黒いもの。
ナイフを引き抜けば、そこからその液は溢れ出てくる。
「ディーラ、王間はどこ？」
di「言うわけ…ないだろう…」
「んふふっ…だよね、知ってた。それじゃあ、君はここでバイバイね。」
力なく横たわった彼を軽々と超えていき、王間へと向かう。
聞かなくたって場所はわかってる。聞いたのは確証を得るため。
どれだけこの瞬間を待ちわびたか…はやる気持ちを抑えながら、私は上層部の人間たちを切りつけた。
そして、2時間以上の戦闘の末、王間へと辿り着き、その扉を開けた。
ーーーーーー
こんにちは真白です！
戦争編来ました！やっと！！←更新が遅い。
ここでは内容の詳細を書いていきます(？)
･敵国の幹部(頭を含む)は5人。
･兵力は6万
･ディーラは幹部の中でも1、2を争う程度の強さ
→他の幹部はディーラよりちょい弱い
もっと書きたいけど文字数足りひん( ´･ω･`)
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作者名：真白 | 作成日時：2020年3月10日 10時
