幹部様と最強暗殺者？【wrwrd】【軍パロ】 (ページ16)

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グルさんが戦争を受けたことで忙しくなった。
訓練に勤しむもの、物資調達へ走るもの、相手のデータを集積するもの。
そんな中で私は場内をぶらぶらと練り歩いている。
訓練はしなくていいのかって？
大丈夫。だってそろそろ

zm「Aー！一緒に訓練(という名の手合わせ)しようや！！！」
「やっぱりw」
zm「やっぱりって…何がや？」
「んー？そろそろ来るかなって思ってたからw」
zm「なるほどなw」

まぁ、こうなってしまえば逃げようが無い(逃げる気は無い)。
ゾムと一緒に訓練場へと歩を進めた。

ーー訓練終わりーー

私の前には息を切らして座り込んでいるゾムがいる。
私はと言うと、息は切れているものの立っていられないほどではない。

「ゾム？大丈夫？」
zm「全然大丈夫や！にしても、Aやっぱ強いわ！！」
「ゾムもね。強かったよ。」
zm「ホンマに！？俺強かった！？」
「うん。」
zm「でもAにはまだ勝てへんのやもんな～…」

うーんと唸り出すゾム。
彼なりにいろいろ考えているところはあるらしい。
いっつもイタズラされて、寿命が既に3年近く縮められた気もしているが…
何も考えてないように見えて、ちゃんと考えているのが目の前の彼。

「戦い方、私のおすすめの…教えてあげようか？」
zm「…！ええんか！？」
「あっ…うん？」
zm「よっしゃ！」

不意にこぼれてしまった言葉。
でも、戦っててゾムにならすぐにできるようになる、そしてだいぶ応用の利く立ち回りが私の行動パターンの中にあった。
ゾムは目をキラキラさせて、前のめりになりながら私にそれを聞いてくる。

zm「なぁ！はよやろーや！」
「はいはい、じゃあまずはナイフをここに構えて…脇はちゃんと締める。で、軸足はこっちで固定。もう片方の軌道をいつでも変えられるように。」
zm「こっ…こう…か？」
「そ。それでナイフを前に突き出して振る。足も前に行くから、今度はそっちを軸にする。」

そう言えば早速実践してくれるゾム。助かる。

「そう。で、もし正面から敵の攻撃が来た場合はすぐに飛ぶ。リーチが短い相手だったら身を屈めて相手の足をすくう。」
zm「ふむふむ…じゃあこっちは…こうやな！」
「そう。それがとりあえず基本かな。ここができれば好きなように応用入れてくれていいから。」
zm「おぉ！！ありがとうな！A！！」
「いーえ。」

じゃあ私はこれでと言って訓練場を出て、自分の部屋へと戻った。
ちなみにゾムはまだ訓練するらしい。