ミルクとコーヒー2

17 ページ17

ラウールside



向井「はぁ？体育祭の委員？」


ラウ「うん……」


目黒「災難だな……」


翌日めめ達に話すと2人共凄くびっくりしてた。そりゃそうだよね。1番やらなさそうな僕がなってるんだもん。


ラウ「放課後各クラス集まって話し合いなんだって……」


向井「人見知りには1番難易度高いで……全学年やろ？」


ラウ「うん……」


目黒「着いて行ってあげたいけど……部活あるしな」


向井「俺も今日は予定あるんよな……」


ラウ「なんかごめんね！大丈夫。隅っこで話し聞いてればいけると思うし……」


めめ達に心配かけたくなくて強がってしまった。


放課後……


話し合いがある教室に行けばみんなわいわい話したりしてて明らかに僕だけ浮いてる。


なるべく目立たないように後ろの端に座った。


委員長「じゃ1-2、2-2、3-2はグランドの体育倉庫の備品をチェックしてきて下さい。他は……」


それぞれ各学年クラス事に役割を分担されて僕は備品チェックに行く事になった。


渡されてたプリントを見ながらチェックしてたら……


「お前1年だよな？」


ラウ「えっ……あっはい」


なんか3年生が話しかけてきた。


3年「お前さ……ちょっと顔良いからって調子に乗ってない？」


ラウ「そんな事……」


どこをどう見たら僕が調子に乗ってるように見えるのだろう。


3年「人の彼女取りやがってさ……」


ラウ「そんな事してませんけど……」


そもそもこの人の彼女なんて知らないし……


3年「お前と一緒の委員とかまじやる気失せるわ……俺帰るから全部やっとけよ！」


ラウ「そんな言いがかり……」


3年「先輩に口答えするんじゃねーよ！2年も帰っていいから。こいつが全部やってくれるってさ！」


2年「まじ!?今日デートだったから助かった！あとよろしく！」


そんな……これ1人で全部するの？

18→←16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す