流れ星の足跡 5

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ラウールside



めめとの散歩を終えて家に帰ってきて改めて考える。


ラウ「もう少しだけ……か」


もう少し頑張った先に希望はあるのかな？


そもそも恋愛対象に見られる事なんてこの先あるのだろうか……それすら謎なのに頑張れるかな……


でもめめが言ったように諦めたくない気持ちがあるから……


ラウ「今度チーフに聞いてもらおうかな……」


チーフはすっかり僕の相談相手。それでも1人で悩んでた頃に比べれば心は大分楽になった。


そしてそんな日は意外と直ぐに来た。


チーフ「ラウールおはよう」


ラウ「チーフおはよう……」


チーフ「なんだよ朝からテンション低いな」


ラウ「うん……」


チーフ「……末っ子にこんな顔させる目黒の頭叩きたくなってきたんだけど」


まだめめの名前ひと言も出してないのに……


ラウ「なんでめめの事って分かったの？あとめめの頭叩かないでね」


チーフ「そんなの分かるに決まってるだろ！何年お前らのマネージャーやってると思ってんだよ」


ラウ「そっか……あのねめめに聞いたの……諦める方法」


チーフ「諦める方法？」


ラウ「めめに無意識に好きだなって言っちゃって……そしたら凄く困った顔されたの。だから諦めないとだめかなって……」


チーフ「……それで目黒はなんて言ってたんだよ」


ラウ「焦って親友としてって訂正したの。そしたら親友としては好きだって……線引きされちゃった」


チーフ「目黒……まったく」


ラウ「でもめめは少しでも諦めたくないって思ってるならもう少し頑張れって……どうするのが正解？」


チーフ「無意識に好きって言ってしまうくらい好きなんだろ？」


ラウ「うん……」


好きが溢れて止められない……


チーフ「だったら目黒の言うようにもう少しだけ頑張ってみろ。そうすればきっと目黒は気づいてくれるから」


めめ……僕の事ちゃんと見て

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