45 ページ45
目黒side
”めめの事好きだな”
ドキッとしてしまって必死に平常心を保つのに必死。そのせいで変な態度になってる事に気づいてなかった。
すぐに親友だからって事が分かってホッとしたようなガッカリしたような……
あとやっぱりラウは阿部ちゃんが好きなんじゃないか……日に日にその気持ちが強くなった。
俺より頼りになるのは阿部ちゃん。だから阿部ちゃんになんでも相談するのかなって……
嫌だな……
そんなモヤモヤした気持ちのまま目的地に着いた。
俺のお気に入りの場所。だからラウを連れて来たかった。
モヤモヤした気持ちを紛らわせる為にラウとただただ他愛もない話をした。
ラウ「やっぱりめめと何気ない話ししながら歩くの好きだな」
目黒「俺も……」
ラウ「めめはさ……何かを諦めなきゃいけない時ってどうしてる？」
目黒「どうした急に……」
突然真剣な顔でそう質問された。
ラウ「……めめはその方法知ってるのかなって思って。分かる？」
ラウは何かを諦めようとしているのだろうか……
目黒「それはどうしても諦めないといけない物なの？」
ラウ「うん……」
寂しそうに頷くラウにもしかして……そんな思いが頭を過ぎった。
目黒「俺は……少しでも諦めたくないって気持ちがあるうちは無理に諦めようとしないかな」
ラウ「えっ……」
目黒「だってさ……俺今までの人生で何回も諦めようって思ったこと正直何十回もあるよ。でもその度にあと少しだけ頑張ろうって思ったから今の自分が居るんだと思う」
ラウ「……うん」
目黒「だから……ラウはまだもう少し頑張れるんじゃないの？本当に頑張れない……そう思った時が諦める時だって俺は思うな」
ラウ「……それが好きな人でも？」
ラウの言葉にあぁ……やっぱりって思った。
ラウは前に言ってた好きな人を諦めてない。
そしてそれは阿部ちゃんなんだってことも……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
かん(プロフ) - 瑠羽様いつもコメントありがとうございます！私も書きながら終わりが近付いて来ているなと寂しい感じもします。このまま引き続き裏側を書くのも楽しそうですね！少し考えてみようと思います！貴重なご意見ありがとうございます！引き続きよろしくお願いします！ (3月6日 11時) (
レス) id: 6ecb3a1f91 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽 - かん様、だんだんと本編に繋がるところまで来ていますね〜！another storyだったけど、完結してしまうのは残念ですねぇ〜。このお話は一旦終了予定ですか？ずっと裏側書いても面白そうですけれどねぇ〜♪ (3月4日 16時) (レス) @page12 id: 2ee6ace0bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かん | 作成日時：2024年2月23日 8時
