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ラウールside
ラウ「なんで……」
目黒「ん……ラウが不安そうにしてるの分かったからさ。放っておけなかった」
なんでいつも僕がして欲しい事分かっちゃうの？
ラウ「……少しだけおしゃべりしてもいい？」
目黒「いいよ。とりあえず車乗りな」
助手席に乗れば何故かめめは手を差し出してきた。
ラウ「……何？まさかここまでのガソリン代請求してる？僕今お財布持ってない……」
目黒「アホか。俺が勝手に来たのにガソリン代とか請求しないし笑。そうじゃなくて手どうぞ」
ラウ「ん？」
目黒「俺の手……安心するんだろ？」
仲良くなってからずっと言ってた。めめの手を握ると安心するんだって。
ラウ「いいの？」
目黒「俺の手でいいのならいくらでもどうぞ」
ちょっと躊躇いながらもぎゅっと握ればさっきの不安や緊張はどこへ行ったのか安心に包まれた。
ラウ「めめ……わざわざ手を貸す為だけに来てくれたの？」
目黒「うん。だって不安だったんだろ？」
そうだけど……なんでただのメンバーにここまでしてくれるの？そんな事されたら嫌でも期待しちゃうよ……。
ラウ「うん……でもそれは末っ子だから？」
確かめずにはいられない。本当は聞かなくても返ってくる答えは決まってる……そう諦めてた。
目黒「俺にとってラウは大切な人だからさ。大切な人が頼ってくれてるなら俺も全力で支えたい……ただそれだけだよ」
弟から大切な人に変わってた。
傍から見たらそれだけって思われるかもしれないけど僕にとっては大きな進歩。
ラウ「……大切って思ってくれてるの？」
目黒「思ってるよ。だから明日のオーディション頑張ってこい！緊張するなっていうのは難しいと思うけどさ……ラウならきっと大丈夫だから」
やっぱり人はすぐ欲張りになっちゃう。
めめの大切な人になれたら今度は好きな人になりたい……
なんて……そんなの絶対無理だよね。
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かん(プロフ) - 瑠羽様いつもコメントありがとうございます！私も書きながら終わりが近付いて来ているなと寂しい感じもします。このまま引き続き裏側を書くのも楽しそうですね！少し考えてみようと思います！貴重なご意見ありがとうございます！引き続きよろしくお願いします！ (3月6日 11時) (
レス) id: 6ecb3a1f91 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽 - かん様、だんだんと本編に繋がるところまで来ていますね〜！another storyだったけど、完結してしまうのは残念ですねぇ〜。このお話は一旦終了予定ですか？ずっと裏側書いても面白そうですけれどねぇ〜♪ (3月4日 16時) (レス) @page12 id: 2ee6ace0bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん | 作成日時：2024年2月23日 8時
