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ラウールside
阿部ちゃんの言葉のひとつひとつにものすごく重みがある。
ラウ「でも……僕が立ち止まったらせっかくみんなが頑張ってる事が無駄にならない？」
阿部「どうしてそう思うの？」
ラウ「だって、今は凄く頑張らないといけない時期でしょ？やっと名前だって覚えて貰えて個人仕事だって呼ばれる事増えて……それなのに……僕の我儘なんか……」
阿部「確かにそうだね……でもラウの人生だよ？ラウはまだ18歳。まだまだ人生長いんだから……少しくらい立ち止まってもいいと思うな」
ラウ「いいのかな？」
阿部「大丈夫！8人の兄ちゃん達がバックについてる。フォローはいくらだってできる。だから……ラウがこの先後悔しない選択をして欲しいかな」
やっぱり阿部ちゃんは凄い。
ラウ「阿部ちゃん……ありがとう」
阿部「ううん！応援してるから頑張ってね！」
阿部ちゃんと別れてその足で向かったんだ……
コンコン……「はい、どうぞ」
ラウ「失礼します」
社長「どうしましたか？」
ラウ「あの……お願いがあって来ました」
社長さんに自分の思いを全部伝えた。
社長「分かりました。では今後のスケジュールは追って連絡します。ラウールくん……頑張って下さいね」
ラウ「我儘を言ってすみませんでした。あと……理解して頂きありがとうございました」
社長室を出ればどっと疲れた。
ラウ「みんなにも伝えなきゃ……」
「ラウ？」
不意に呼ばれた名前。
顔を見なくても分かる。
ラウ「……めめ」
目黒「えっ……今社長室から出てこなかったか？」
ラウ「うん……」
目黒「……俺ん家来る？」
ラウ「えっ？」
目黒「話し……聞いて欲しそうな顔してるから」
めめは僕の思いにすぐ気づいてくれる。
でもね本当に気づい欲しい想いは……
きっと永遠に届くことはないんだろうな。
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かん(プロフ) - 瑠羽様いつもコメントありがとうございます！私も書きながら終わりが近付いて来ているなと寂しい感じもします。このまま引き続き裏側を書くのも楽しそうですね！少し考えてみようと思います！貴重なご意見ありがとうございます！引き続きよろしくお願いします！ (3月6日 11時) (
レス) id: 6ecb3a1f91 (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽 - かん様、だんだんと本編に繋がるところまで来ていますね〜！another storyだったけど、完結してしまうのは残念ですねぇ〜。このお話は一旦終了予定ですか？ずっと裏側書いても面白そうですけれどねぇ〜♪ (3月4日 16時) (レス) @page12 id: 2ee6ace0bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん | 作成日時：2024年2月23日 8時
