運命の糸 17 (ページ24)

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目黒side

帰ろうと思ったらラウのお父さんに中に入るように言われた。

いずれは挨拶するつもりだったけとど……どう考えても今じゃないよな。

目黒「おじゃまします……」

ラウママ「いらっしゃい。この間は旅行チケットありがとうね。すごく楽しかったのよ！」

目黒「いえ、喜んで貰えたなら良かったです……あのすみませんこんな格好で……」

ラウママ「いいのよ気にしなくて。主人が強引に呼んだんでしょ？」

ラウ「パパが急に声かけるからびっくりした」

ラウパパ「何？俺の文句言ってる？」

目黒「いえ全然！あの……はじめまして目黒蓮といいます。あの……ラウールくんとは真剣にお付き合いさせてもらってまして……その……」

ラウパパ「真都から話は聞いてます。そんなに固くならなくていいから笑」

良かった、優しそうなお父さんで。

目黒「すみません……」

ラウ「蓮くん大丈夫？」

目黒「大丈夫。あの！」

これだけは言わないと……

目黒「ラウ……真都くんを僕にください。絶対大切にします！」

俺は深々と頭をさげた。

ラウ「蓮くん……」

ラウパパ「真都をよろしくお願いします」

ラウママ「目黒くん、まいわがままだけど大丈夫？」

ラウ「ちょっとママ！」

目黒「大丈夫です、慣れてますから」

ラウ「蓮くんまで……酷い！」

ラウパパ「真都が幸せそうで良かったよ」

ラウ「うん！僕蓮くんと居ると幸せだよ！」

ラウが満面の笑みでそう言ってくれた。

ラウママ「まいの笑顔見て安心した。目黒くん、真都の事これからもよろしくね」

目黒「こちらこそよろしくお願いします。絶対真都くんの事幸せにします」

ラウパパ「真都良い人見つけたな」

ラウ「でしょ？蓮くん以上に良い人なんて絶対いないから！」

目黒「真都褒めすぎ……」

流石に恥ずかしいわ。