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ラウールside
蓮くんと話していると再び襲われた痛み。
ラウ「っっ……」
目黒「ラウ？どうした？」
ラウ「痛い……」
目黒「頭？ちょっと横になろ。ゆっくり体倒していいよ」
ソファーにそのまま体を倒すと蓮くんが自然と手を握ってくれた。
ラウ「ごめ……」
目黒「謝らなくていいから。寝れそうなら少し寝ていいよ」
本当は蓮くんに自分の気持ち伝えなきゃいけないのに。
痛みには逆らえずそっと目を閉じた。
それからどのくらい時間が経ったのだろう。目を覚ました時には痛みも無くなってた。
ラウ「ん……ここどこ？」
さっきまでソファーに寝ていたはずなんだけど、いつの間にかベットに寝かされてた。
ガチャ……
目黒「あっ、目覚めた？頭まだ痛むか？」
ラウ「ううん、もう大丈夫。ごめんね迷惑かけて……」
目黒「全然迷惑じゃないから」
いつまでもベットにいちゃいけないと思って勢いよく起き上がると一瞬目の前が真っ暗になった。
ラウ(ふらっ)
目黒「おっと……まだ寝てな。今日このまま泊まっていいよ。さっきお母さんには連絡したから。」
ラウ「えっ……いや、そこまで迷惑かけられないよ！僕大丈夫だから」
目黒「そんなにフラフラしてるお前を帰せるわけないだろ。いいから遠慮するな！」
ラウ「分かった……」
目黒「もう少し横になってな。俺ご飯作ってくるから。何かあったら呼べよ」
蓮くんはそう言いながら僕の頭を撫でて部屋を出ていった。
部屋に1人になってぼんやり天井を見ていたらふと翔太くんの言葉を思い出してしまった。
”めめを押し倒せ。それかキスしてこい！”
なんでこのタイミングで思い出しちゃうの？
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作者名：かん | 作成日時：2023年7月7日 7時
