パズル 2 (ページ6)

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目黒side

ラウの事どう思ってるのか……

もう考えないようにしてた。

目黒「どうってただのメンバーだよ。それ以上でもそれ以下でもない。」

阿部「嘘ついてない？」

目黒「阿部ちゃんに嘘つけないよ笑。」

阿部「俺にじゃなくて自分の心に！」

ずっと嘘ついてる。初めてラウに告白された時から。

目黒「……ついてないよ。ラウは弟でメンバーで親友」

阿部「ラウ待たせておいてそれはないんじゃない？」

目黒「……」

向井「めめ……ラウずっと待ってるで。記憶失くす前から失くした後もずっと待ってる。気持ちないんやったらそう言うたらええ。そうじゃないとラウ前に進めんやろ？」

阿部「好きな気持ちに子供も大人も関係ないよ？ラウがSnowManに入ってからずっと大人になろうと頑張ってるのめめが1番知ってるよね？」

知ってるよ。メンバーの背中見て自分が子供なのが悔しいって何度も言ってた。

知ってたのに俺はそれを理由にラウを突き放した。

目黒「俺はあいつのそばにいる資格ないから。嫌われても仕方ない」

向井「めめのどあほ！ラウが嫌うはずないやろ？何でそれが分からへんの！この根性無し！」

康二は顔を真っ赤にして怒ってる。

阿部「康二落ち着いて笑。とにかくラウの心はもう限界だと思う。手遅れになる前に捕まえておかないと後悔するよ？」

目黒「……考えてみる」

そもそもラウが記憶を失くした時点で後悔してる。
もしも俺が告白された時点で答えを出していたら、ラウは記憶を失くさずに済んだのかもしれない。

待っててなんてラウの気持ちも考えずに軽々しく言ってしまった事への後悔。

ラウの為に先に進まなきゃいけないのは俺の方なのかもしれない。