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ラウールside
ラウ「……僕からキスするの？」
渡辺「そりゃそうなるな」
絶対無理！
ラウ「やっぱり会わなくていいや……」
渡辺「めめとキスしたくないの？」
ラウ「……したいけど、僕からは無理……」
渡辺「今どきの中学生でもキスくらいするだろう。めめに言ってやろうか？」
ラウ「ダメ！そんな事絶対言わないでね！もう翔太くんに相談するんじゃなかった……」
渡辺「冗談だよ。キスは置いといても、会いたいなら素直にめめに言いな。我慢は肌に悪いぞ」
翔太くんにそうアドバイスしてもらったのに結局自分から会いたいなんて言えなくて……気づけばライブも折り返し地点。
ラウ「阿部ちゃんもうすぐ誕生日だね」
阿部「うん。ラウ覚えてたんだね」
ラウ「思い出したの。翔太くんと近かったよな〜って。ライブで誕生日祝えるのいいね！楽しみ！」
阿部「思い出してくれてありがとね。ラウの誕生日もいつかライブでお祝い出来たらいいね！」
そんな事を阿部ちゃんと楽しく話してたらいきなり腕を引っ張っられた。
ラウ「うわっ！蓮くん……」
目黒「あのさ……俺に言う事ないの？」
ラウ「……」
阿部「めめ顔怖いよ笑。ラウもいい加減素直になりなね」
阿部ちゃんが離れて行って蓮くんと2人きり。
目黒「で、何か言う事ないの？」
ラウ「……ない」
目黒「はぁ……あっそ。もういいよ」
ラウ「……」
蓮くん怒って行っちゃった……。
だって、会いたいなんて言ったら蓮くん無理するでしょ？
ただでさえ忙しいのに僕の小さな我儘で無理させられないよ。
こんな風になるなら付き合わない方が良かったかも。蓮くんを怒らせることも負担になることもなかったもんね。
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作者名：かん | 作成日時：2023年6月8日 20時
